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胡蝶蘭のヘゴ付け完全ガイド|初心者でも失敗しない育て方と管理のコツ

胡蝶蘭のヘゴ付け完全ガイド|初心者でも失敗しない育て方と管理のコツ 胡蝶蘭の知識

こんにちは、管理人の胡蝶です

「胡蝶蘭を、もっと生き生きと育ててみたい」

そのように感じたことはありませんか?

鉢植えも素敵ですが、胡蝶蘭が本来持っている野生の力強い美しさを引き出すなら、「ヘゴ付け」が断然おすすめです。

この記事では、まるで樹木に自生しているかのような、自然な姿の胡蝶蘭を室内で楽しむための「ヘゴ付け」の全知識を詰め込みました。

初心者の方が抱える「何から始めればいいの?」「失敗しないか不安…」といった疑問や悩みを一つひとつ解消しながら、準備から実践、そしてその後の管理方法まで、誰でも安心して挑戦できるように丁寧に解説していきます。

この記事を読み終える頃には、あなたもきっとヘゴ付けの魅力に気づき、愛する胡蝶蘭を新たなステージで輝かせてあげたくなるはずです。

◆このサイトでわかる事◆

  • ヘゴ付けの基本的な知識と魅力
  • ヘゴ付けに必要な道具と準備のすべて
  • 初心者でも真似できる具体的なヘゴ付け手順
  • ヘゴ付け後の水やりや置き場所などの管理方法
  • 根腐れなどを防ぎ失敗しないための重要なコツ
  • ヘゴ板が手に入らない時の代用品アイデア
  • ヘゴ付け胡蝶蘭に関するよくある質問と回答
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胡蝶蘭のヘゴ付けとは?

◆この章のポイント◆

  • 胡蝶蘭が本来持つ野生の姿を引き出す魅力
  • メリットとデメリットを正直に解説
  • ヘゴ板が入手困難な理由とおすすめの代用品

胡蝶蘭のヘゴ付け、という言葉を聞いたことはありますか?

これは、胡蝶蘭を鉢ではなく「ヘゴ板」と呼ばれる板に根を活着させて育てる栽培方法です。

もともと胡蝶蘭は、熱帯雨林の樹木に着生して生きる植物。

つまり、ヘゴ付けは胡蝶蘭が持つ本来の生き方に近い環境を再現してあげることなんです。

この章では、そんなヘゴ付けが持つ独特の魅力から、実践する前に知っておきたいメリット・デメリット、そして今や貴重品となったヘゴ板の代用品まで、基本的な知識を分かりやすく解説していきます。

なぜ多くの愛好家がこの方法に魅了されるのか、その理由がきっと見つかるはずです。

胡蝶蘭が本来持つ野生の姿を引き出す魅力

ヘゴ付けの最大の魅力は、なんといっても胡蝶蘭の「野生の美しさ」を最大限に引き出せることでしょう。

鉢の中で窮屈そうにしている姿とは違い、板の上で自由に根を伸ばし、生き生きと葉を広げる様子は、まるで小さなジャングルを切り取ってきたかのよう。

私も初めてヘゴ付けの胡蝶蘭を見た時、その生命力あふれる姿に思わず息を呑みました。

「これって本当にあの胡蝶蘭?」と。

根が空気に触れることで、鉢植えでは見られないような太くたくましい根に育ちます。

そして、その根がヘゴ板に力強く張り付いていく過程を観察できるのも、この栽培方法ならではの醍醐味です。

インテリアとしても非常にオシャレで、壁に掛けるだけでお部屋の雰囲気がガラリと変わりますよ。

まさに、植物を「育てる」だけでなく「飾る」楽しみも同時に味わえる、それがヘゴ付けの魅力なんです。

メリットとデメリットを正直に解説

さて、そんな魅力的なヘゴ付けですが、もちろん良いことばかりではありません。

挑戦する前に、メリットとデメリットの両方をしっかり理解しておくことが大切です。

まずメリットから見ていきましょう。

  • 根腐れしにくい:根が常に空気に触れているため、過湿になりにくく、胡蝶蘭栽培で最も多い失敗である根腐れのリスクを大幅に減らせます。
  • 生育が良くなる:本来の生育環境に近いため、株が健康に育ちやすく、花付きも良くなる傾向があります。
  • 省スペース:壁掛けにできるため、置き場所に困りません。

一方で、デメリットも存在します。

特に一番の課題は「乾燥」ですね。

根がむき出しになっている分、とにかく乾きやすい。

そのため、鉢植えよりも水やりの頻度が高くなります。

旅行などで数日家を空ける際には、乾燥対策が必要になるかもしれません。

また、植え替え(板替え)の手間がかかる点も、人によってはデメリットと感じるかもしれませんね。

POINT
メリット:根腐れしにくく、本来の姿で元気に育つ
デメリット:乾燥しやすく、水やりの手間が増える
この2点を天秤にかけて、自分のライフスタイルに合うか考えてみましょう。

ヘゴ板が入手困難な理由とおすすめの代用品

「よし、ヘゴ付けやってみよう!」と思っても、多くの方が最初の壁にぶつかります。

それが「ヘゴ板が売ってない」問題です。

ヘゴとは、木生シダの一種で、その幹を板状に加工したものがヘゴ板です。

通気性・保水性に優れ、植物の根が張り付きやすい最高の素材なのですが、乱獲により数が激減し、ワシントン条約で国際的な取引が規制されてしまったのです。

そのため、現在国内で流通しているものは、規制前に輸入された在庫や、国産のヘゴ(オスメニア科など)に限られ、非常に入手困難で高価になっています。

でも、ご安心ください。

ヘゴ板がなくても、代用品で十分に楽しめます。

代表的なものは、コルクボード(樹皮)や、焼き杉板、プラヘゴ(人工ヘゴ)などです。

特にコルクは、軽くて加工しやすく、見た目も自然な風合いで人気があります。

ホームセンターや園芸店、ネット通販などで手軽に入手できるので、初心者の方はこちらから試してみるのがおすすめです。

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初心者でも安心な胡蝶蘭のヘゴ付け準備リスト

◆この章のポイント◆

  • これだけは揃えたい!必要な道具一覧
  • ヘゴ付けに最適な時期とタイミング
  • ヘゴ付けに向いている胡蝶蘭の選び方

何事も準備が肝心です。

特に胡蝶蘭のヘゴ付けは、作業を始めてから「あ、あれがない!」となると、根を乾燥させてしまったり、株にダメージを与えてしまったりする原因になりかねません。

そうならないためにも、この章で紹介する準備リストを参考にして、必要なものをあらかじめ全て揃えておきましょう。

また、作業を行うのに最適なタイミングや、ヘゴ付けという新しい環境に順応しやすい胡蝶蘭の選び方についても詳しく解説します。

ここをしっかり押さえておけば、作業当日はスムーズに進み、成功率もぐっと上がりますよ。

これだけは揃えたい!必要な道具一覧

まずは道具から。

ほとんどが園芸店やホームセンター、100円ショップで手に入るものばかりです。

  • ヘゴ板(または代用品):主役ですね。胡蝶蘭の株の大きさに合わせて選びましょう。
  • 水苔:根を保湿するために使います。乾燥した状態で売られているので、使う前にぬるま湯で戻しておきます。
  • テグス(釣り糸)またはビニールタイ:株を板に固定するために使います。目立たない透明のテグスがおすすめです。
  • ハサミ:傷んだ根や古い花茎を切るのに使います。必ず火で炙るなどして消毒してから使いましょう。
  • ピンセット:細かい部分の古い水苔を取り除くのに便利です。
  • 新聞紙やビニールシート:作業スペースが汚れないように敷いておきます。

特にハサミの消毒は非常に重要です。

切り口から病気の菌が入るのを防ぐため、面倒でも必ず行ってください。

水苔は、品質の良いもの(長い繊維のもの)を選ぶと、長持ちしますし、作業もしやすいですよ。

ヘゴ付けに最適な時期とタイミング

胡蝶蘭に負担をかけず、スムーズに新しい環境に慣れてもらうためには、作業の時期選びが重要です。

結論から言うと、最適な時期は「春から初夏にかけて」です。

具体的には、気温が18℃~25℃くらいで安定してくる4月下旬から6月頃がベストタイミング。

この時期は胡蝶蘭の生育期にあたり、新しい根や葉が活発に伸び始めます。

そのため、ヘゴ付けで多少根を整理しても、すぐに新しい根が出てきて板に活着しやすいのです。

逆に、真夏や冬は避けるべきです。

真夏は暑さで株が弱りやすく、冬は生育が鈍るため、活着する前に株が傷んでしまうリスクが高まります。

また、花が咲いている最中の株も、体力を消耗しているので避けた方が無難でしょう。

花が終わって、一休みしたタイミングを狙ってあげてください。

ヘゴ付けに向いている胡蝶蘭の選び方

どんな胡蝶蘭でもヘゴ付けできるわけではありません。

成功率を高めるためには、ヘゴ付けに向いている株を選ぶことが大切です。

まず第一に、元気で健康な株であることが絶対条件。

葉にハリとツヤがあり、病害虫の被害がないものを選びましょう。

特にチェックしてほしいのが「根」の状態です。

鉢の外に飛び出している根が、白っぽく(乾いている時)または緑色(濡れている時)で、先端までしっかりしているものが良い株です。

逆に、根が黒ずんでいたり、スカスカになっていたりする株は弱っている可能性が高いので避けた方が良いでしょう。

品種で言うと、比較的小ぶりなミディ胡蝶蘭やミニ胡蝶蘭は、ヘゴ板とのバランスも取りやすく、初心者の方には特におすすめです。

もちろん大輪の胡蝶蘭でも可能ですが、株が大きくて重いため、しっかり固定するのに少しコツが必要になります。

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写真で分かる!胡蝶蘭のヘゴ付けの具体的なやり方

◆この章のポイント◆

  • ステップ1:株を鉢から優しく取り出す
  • ステップ2:古い水苔と傷んだ根を取り除く
  • ステップ3:根を水苔で包みヘゴ板に配置する
  • ステップ4:テグスやワイヤーでしっかり固定する

お待たせしました。

いよいよ、胡蝶蘭のヘゴ付けの実践編です。

ここでは、一連の作業を4つのステップに分けて、誰にでも分かりやすく解説していきます。

「難しそう…」と感じるかもしれませんが、一つひとつの作業は決して複雑ではありません。

焦らず、丁寧に、そして何より胡蝶蘭への愛情を持って作業すれば、きっとうまくいきます。

これから紹介する手順とコツを参考に、あなたの手で胡蝶蘭を新しい住処へと導いてあげましょう。

ステップ1:株を鉢から優しく取り出す

最初のステップは、胡蝶蘭を現在の住処である鉢から取り出す作業です。

ここで大切なのは「とにかく優しく」ということ。

胡蝶蘭の根はとてもデリケートで、折れやすいのです。

まず、鉢の側面を軽く揉んだり、叩いたりして、根と鉢の間に隙間を作ります。

それでも抜けない場合は、無理に引っ張らず、鉢を割る覚悟も必要です。

ビニールポットの場合はハサミで切り開くのが一番手っ取り早いですね。

株本を持って、ゆっくりと引き抜きましょう。

根が鉢に固着してしまっている場合は、水にしばらくつけておくと、少し剥がしやすくなりますよ。

とにかく、根を傷つけないことを最優先に考えて作業してください。

ステップ2:古い水苔と傷んだ根を取り除く

鉢から取り出せたら、次は根のクリーニングです。

根に絡みついている古い水苔を、丁寧に取り除いていきます。

指やピンセットを使って、優しくほぐしていきましょう。

この時、無理に全部取ろうとせず、根に強く食い込んでいるものは残しても大丈夫です。

水苔を取り除きながら、根の状態をチェックします。

黒く変色している根、触るとブヨブヨしている根、中がスカスカになっている根は、残念ながら傷んでいるか枯れています。

これらの傷んだ根は、消毒したハサミで思い切ってカットしましょう。

放置しておくと、病気の原因になることがあります。

健康な根だけを残すことで、新しい環境でのスタートがスムーズになります。

POINT
健康な根:白や緑色でハリがある
傷んだ根:黒や茶色でブヨブヨ、またはカサカサ
この見分け方がとても重要です!
思い切って整理してあげましょう。

ステップ3:根を水苔で包みヘゴ板に配置する

根の整理が終わったら、いよいよヘゴ板へのセッティングです。

まず、あらかじめ水で戻しておいた水苔を軽く絞り、根の周りにふんわりと巻き付けます。

ここでのポイントは、水苔を固く握りしめず、団子状にしないこと。

あくまで根の保湿と、板へのクッションが目的です。

量が多すぎると過湿の原因になるので、根がうっすら隠れる程度で十分です。

次に、水苔で包んだ株をヘゴ板の上に置きます。

どの位置に置くか、どの角度にするか…完成形をイメージしながら、一番格好良く見えるポジションを探してください。

一般的には、株の成長点を少し上向きにして、根が下方向に伸びていけるように配置するのが基本です。

この配置決めの時間が、実は一番楽しかったりします。

ステップ4:テグスやワイヤーでしっかり固定する

最後の仕上げは、株の固定です。

これが甘いと、株がグラグラして新しい根がうまく活着できません。

テグスやビニールタイを使って、株をヘゴ板に縛り付けていきます。

ポイントは、根を直接縛るのではなく、水苔の上からや、葉の付け根あたりを優しく固定すること。

根を強く縛ると、そこから傷んでしまう可能性があります。

何周か巻きつけて、株を持ち上げて揺さぶってもグラつかないくらい、しっかりと固定してください。

テグスは見えにくいので仕上がりがきれいですが、慣れないうちは扱いやすいビニールタイでも構いません。

新しい根がヘゴ板に張り付けば、いずれこの固定材は不要になるので、まずはガッチリ固定することを最優先に考えましょう。

これで、胡蝶蘭のヘゴ付けは完成です!

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成功のカギを握る胡蝶蘭のヘゴ付け後の管理方法

◆この章のポイント◆

  • 置き場所はどこがいい?光と風通しの重要性
  • 鉢植えとは違う!水やりの頻度と正しい方法
  • 肥料は必要?与えるタイミングと種類

ヘゴ付け作業、お疲れ様でした。

しかし、本当のスタートはここからです。

ヘゴ付けした胡蝶蘭が元気に育つかどうかは、この後の管理にかかっていると言っても過言ではありません。

鉢植えの時とは少し勝手が違うので、戸惑うこともあるかもしれません。

この章では、ヘゴ付け後の管理で特に重要な「置き場所」「水やり」「肥料」の3つのポイントに絞って、具体的な方法を詳しく解説します。

この新しい管理方法に慣れれば、あなたの胡蝶蘭はきっと生き生きと成長してくれるはずです。

置き場所はどこがいい?光と風通しの重要性

ヘゴ付けした胡蝶蘭の置き場所で最も重要なのは、「明るさ」と「風通し」です。

まず光ですが、レースのカーテン越しの柔らかな光が当たる場所が理想的です。

直射日光は葉焼けの原因になるので絶対に避けてください。

特に西日は強すぎるので注意が必要です。

そして、鉢植え以上に大切になるのが「風通し」。

空気がよどむ場所に置くと、根が蒸れて病気の原因になります。

人がいて心地よいと感じるくらいの、そよ風が通る場所に置いてあげましょう。

ただし、エアコンの風が直接当たる場所は乾燥しすぎてしまうのでNGです。

リビングの壁や、明るい窓辺などが候補になりますね。

鉢植えとは違う!水やりの頻度と正しい方法

ヘゴ付け管理で一番の違い、そして一番のポイントが「水やり」です。

前述の通り、ヘゴ付けは非常に乾きやすい。

水やりの基本は「水苔と根が完全に乾いたら、たっぷりと与える」です。

季節や環境にもよりますが、春・秋は2~3日に1回、夏は毎日、冬は1週間に1回程度が目安になります。

与え方としては、シャワーや霧吹きで株全体がしっとりと濡れるまで与えるのがベスト。

特に根と水苔にしっかりと水がかかるように意識してください。

個人的におすすめなのは、週に一度、バケツに張った水に板ごと10分ほど浸けてあげる方法です。

こうすることで、水苔の芯までしっかりと水分を吸収させることができます。

毎日の管理が難しい場合は、加湿器を使ったり、霧吹き(葉水)の回数を増やしたりして湿度を保ってあげましょう。

肥料は必要?与えるタイミングと種類

ヘゴ付けの場合、鉢植えのように植え込み材に肥料分が含まれていないため、定期的な施肥が必要になります。

ただし、植え付けてから1ヶ月ほどは、肥料を与えないでください。

まずは新しい環境に根を張ることに集中させてあげましょう。

新しい根が伸びてきたのを確認したら、肥料をスタートします。

与えるのは、生育期である春から秋にかけて。

洋ラン用の液体肥料を、規定の倍率よりもさらに2倍ほど薄めたものを、1~2週間に1回、水やり代わりに与えます。

ここでの鉄則は「薄く、長く」。

濃い肥料を与えると根を傷める「肥料焼け」を起こす可能性があるので、必ず薄めて使うようにしてください。

生育が止まる冬場は、肥料を与える必要はありません。

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失敗しないための胡蝶蘭のヘゴ付けのコツと注意点

◆この章のポイント◆

  • 根腐れさせない水苔の量の見極め方
  • 根を傷つけないための固定テクニック
  • こんな時はどうする?よくある質問Q&A

ここまで、胡蝶蘭のヘゴ付けの準備から実践、管理方法まで一通り解説してきました。

しかし、実際にやってみると、細かな疑問や予期せぬトラブルが出てくるものです。

この最後の章では、より成功率を高めるための、一歩踏み込んだコツと注意点をご紹介します。

特に初心者がつまずきやすい「水苔の量」や「固定方法」のポイント、そして多くの人が抱えるであろう疑問にQ&A形式でお答えします。

これを読めば、あなたの不安も解消され、自信を持ってヘゴ付けライフをスタートできるはずです。

根腐れさせない水苔の量の見極め方

ヘゴ付けは根腐れしにくい、とは言っても油断は禁物です。

その最大の原因となるのが、水苔の量が多すぎること。

良かれと思ってたっぷりの水苔で根を包んでしまうと、水苔が常に湿った状態になり、結局は鉢植えと同じように根腐れを起こしてしまいます。

見極めのコツは、「保湿」と「速乾」のバランスです。

水苔はあくまで根が乾燥しすぎないための補助的な役割。

理想は、水やり後、半日~1日程度で表面が乾くくらいの量です。

具体的には、根の塊に薄い座布団を敷くようなイメージで、株元を中心に配置し、根の先端部分は水苔から出るくらいでちょうど良いでしょう。

「ちょっと少ないかな?」と感じるくらいが、実はベストな量だったりします。

根を傷つけないための固定テクニック

株をしっかり固定することは重要ですが、その過程で大切な根を傷つけてしまっては元も子もありません。

根を傷つけない固定テクニックの鍵は、「どこを固定するか」にあります。

テグスやワイヤーをかけるべきなのは、根そのものではなく、「株元(バルブや葉の付け根)」と「水苔で覆った部分」です。

特にむき出しになっている元気な根の上を、テグスが横切るような固定の仕方は絶対に避けましょう。

また、一つのテクニックとして、ヘゴ板にいくつか小さな穴を開けておき、そこにテグスを通すと、より安定的かつ根を避けて固定しやすくなります。

どうしてもグラつく場合は、添え木のように蘭用の支柱を一緒に縛り付けるのも効果的です。

焦らず、株と根の様子をよく観察しながら、最適な固定ポイントを探してください。

POINT
固定するのは「根」ではなく「株」
テグスは根を避けて通す
板に穴を開けると固定しやすい
グラつく場合は支柱も活用する
この4点を意識すれば、根へのダメージを最小限にできます。

こんな時はどうする?よくある質問Q&A

最後に、ヘゴ付けに関してよく寄せられる質問にお答えします。

  • Q. 新しい根が板に付かずに空中に伸びていくけど大丈夫?
    A. 大丈夫です!それは株が元気な証拠。胡蝶蘭の根は、水分を求めて空気中に伸びていく性質があります。無理に板に押し付けようとせず、自由にさせてあげてください。
  • Q. ヘゴ板にカビが生えてきた!どうすればいい?
    A. 風通しが悪いとカビが生えることがあります。まずは置き場所の風通しを見直しましょう。生えてしまったカビは、歯ブラシなどで優しくこすり落とし、よく乾燥させてください。あまりにひどい場合は、新しい板に付け替える(板替え)も検討しましょう。
  • Q. 植え替え(板替え)は必要?タイミングは?
    A. 通常2~3年に1度が目安です。水苔が古くなって水を弾くようになったり、株が大きくなって板とのバランスが悪くなったりしたら、植え替えのサイン。時期は最初のヘゴ付けと同じく、春が最適です。
  • Q. 花が咲かないのはなぜ?
    A. いくつか原因が考えられます。日照不足、肥料不足、または株がまだ十分に成熟していない、などが主な理由です。また、胡蝶蘭は一定期間の低温に合わないと花芽を付けない性質があります。秋口に少し涼しい場所に置くなど、環境に変化を与えてみるのも一つの手です。焦らずじっくりと株の充実を待つことも大切ですよ。
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胡蝶蘭のヘゴ付けで楽しむ新しい園芸ライフのまとめ

本日のまとめ

  • ヘゴ付けは胡蝶蘭本来の野生的な美しさを引き出す栽培方法
  • メリットは根腐れしにくく生育が良くなること
  • デメリットは乾燥しやすく水やりの手間が増えること
  • ヘゴ板は入手困難なためコルクや焼き杉板で代用可能
  • 最適な作業時期は生育期にあたる春から初夏
  • 元気で根がしっかりした小ぶりの株が初心者におすすめ
  • 作業手順は鉢から出す→根の整理→配置→固定の4ステップ
  • 古い水苔と傷んだ根は丁寧に取り除くことが重要
  • 水苔は付けすぎず株元に薄く巻くのがコツ
  • 株がグラつかないようにテグスでしっかり固定する
  • 置き場所はレースカーテン越しの光と良い風通しが必須
  • 水やりは水苔が完全に乾いたらたっぷりと与える
  • 肥料は植え付け1ヶ月後から薄めた液肥を定期的に与える
  • 水苔の量を控えめにすることが根腐れ防止の最大のコツ
  • 固定する際は根を直接縛らず株元を優しく留める
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参考サイト
胡蝶蘭の育て方|水やりや植え替えの方法、時期は? – LOVEGREEN
【胡蝶蘭の育て方】お手入れと管理方法の完全ガイド!| 花束・胡蝶蘭・観葉植物の通販 HanaPrime
コチョウランの育て方 – ヤサシイエンゲイ
【徹底解説】コチョウランの育て方|長く楽しむためのポイント – 住友化学園芸
胡蝶蘭の育て方・管理方法|水やり・肥料・植え替え・温度・置き場所 – HitoHana

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