こんにちは、管理人の胡蝶です
雨が上がった日の、土と緑が混ざり合った少し甘い匂いを嗅ぐと、なぜか温かい気持ちになります。
ベランダの片隅で、今年も健気に新芽を伸ばしている植物たちを見つめていると、生命の力強さにハッとさせられます。
洋蘭と聞くと「難しそう」「私には無理」と思われがちですが、基本のコツさえ押さえれば、毎年素晴らしい花を咲かせてくれます。
今回は、人気の胡蝶蘭とデンドロビウムの性質の違いや、元気に育てるための秘訣を、体験を交えながら分かりやすくお話しします。
◆このサイトでわかる事◆
- 胡蝶蘭とデンドロビウムの根本的な特徴と魅力の違い
- 栽培難易度を左右するバルブの仕組みと役割
- それぞれの性質に合わせた失敗しない水やりのタイミング
- 洋蘭が枯れる原因を防ぐための理想的な置き場所と日光管理
- 冬越しを成功させて翌春も花を咲かせるための温度管理
- 初心者のライフスタイルに合わせた最適な品種の選び方
- 花が終わった後の剪定方法やよくあるトラブルの解決策
| 【PR】【お祝い選びに、もう迷わない!金賞受賞の胡蝶蘭で最高の想いを届ける】 大切な方への開店祝いや昇進祝い、記念日の贈り物。 ありきたりなギフトでは、あなたの「おめでとう」の気持ちは伝わりきらないかもしれません。「らんのお花屋さん・クマサキ洋ラン農園」は、数々の賞を受賞した専門農園です。 ハウスから直送される新鮮で高品質な胡蝶蘭は、その美しさと花持ちの良さが自慢。 法人様向けの豪華な5本立てから、個人のお祝いに最適な可憐な一鉢まで、ご用途に合わせて選べます。ラッピング、メッセージカードなど7つの無料サービスも充実。 7つの無料サービス ・ラッピング ・メッセージカード ・写真送付サービス ・育て方パンフレット ・鉢受けトレイ ・霧吹きスプレー ・品質保証書 特別な日の贈り物は、専門店の胡蝶蘭で、あなたの真心を最高のかたちで届けませんか? |
胡蝶蘭とデンドロビウムとは?
◆この章のポイント◆
- 蝶のように華やかな胡蝶蘭の基本
- 多彩な魅力をもつデンドロビウムの特徴
- 最も大きな違いは水分を蓄えるバルブの有無
夕方の散歩中に、ふと民家の明るい窓辺に飾られた可憐な洋蘭が目に留まりました。
美しく整列して咲くその姿を見つめていると、慌ただしかった一日の疲れがスッと消えていくような不思議な感覚になりました。
胡蝶蘭とデンドロビウムは、どちらも私たちの暮らしをパッと華やかに彩ってくれる、本当に素晴らしい植物です。
ただ、いざ自宅に迎えるとなると、それぞれの本当の姿や、根本的な違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
正直言うと、私も最初はどちらも似たような「難しい蘭」だとひとくくりにしていました。
しかし、それぞれの原産地の環境や特徴を知ることで、植物が求めているケアが全く異なることが見えてきたのです。
ここでは、それぞれの個性豊かな基本プロファイルと、育てる上で避けて通れない非常に重要な構造の差を丁寧にお話ししていきますね。
胡蝶蘭とデンドロビウムの違いは、バルブと呼ばれる水分や栄養を蓄える茎の有無です。
胡蝶蘭にはバルブがなく肉厚な葉に栄養を溜めますが、デンドロビウムには太いバルブがあり、乾燥や寒さに強い性質を持っています。
見た目や耐寒性にも大きな差があるのが特徴です。
蝶のように華やかな胡蝶蘭の基本
胡蝶蘭は、その名の通り「蝶が舞い飛ぶような姿」をした、非常にエレガントな花を咲かせる洋蘭です。
お祝い事や開店祝いのギフトとして見かけることが多いため、どこか高嶺の花のようなイメージを持たれている方もいるかもしれません。
しかし、実は家庭内でもリビングの明るい場所であれば、比較的安定して育てられる植物なのです。
胡蝶蘭は東南アジアなどの温暖な熱帯雨林が原産で、樹木の幹や岩肌に根を張り付かせて生きる着生植物です。
そのため、土を必要とせず水苔やバークで育てるのが最大の特徴と言えます。
花持ちが非常に良く、一度咲き始めると2ヶ月から3ヶ月もの長い期間にわたって、その美しい姿を保ち続けてくれます。
私の自宅でも、冬に咲いた花が春の終わりまでずっとリビングを優雅に飾ってくれたことがあり、その生命力の長さに心から感動しました。
寒さにはめっぽう弱いので、年間を通して最低でも10度以上の温かい室内に置いて管理するのが元気に育てるための絶対条件となります。
多彩な魅力をもつデンドロビウムの特徴
デンドロビウムは、非常にバリエーションが豊かで、見ているだけでワクワクさせてくれる洋蘭です。
主にノビル系と呼ばれる、直立した太い茎の節々から溢れんばかりの花を咲かせるタイプが、初心者には最も親しまれています。
花の色も白やピンク、鮮やかな紫、爽やかな黄色など実に多彩で、満開時のボリューム感は圧倒されるほどです。
原産地は東南アジアの標高が高い山岳地帯などで、夏の厳しい暑さから冬の厳しい寒さまで、非常に変化の激しい気候の中で育ってきました。
ここが肝心なのですが、この過酷な環境を生き抜いてきた野生のルーツがあるからこそ、デンドロビウムは日本の四季にもよく適応する極めて丈夫な性質を持っています。
洋蘭栽培の入門種として強く推奨されるのも、この環境に対するタフさがあるからに他なりません。
夜間の最低気温が数度まで下がるような環境でも耐えてくれるため、日本の冬であっても、室内の一角であれば特別な保温器具なしで楽に冬を越すことができます。
私のベランダでも、少し冷え込む秋風に当てながらじっくりと育てた株が、翌春にたくさんの蕾を膨らませてくれた時は、本当に愛おしい気持ちになりました。
このたくましさこそが、多くの愛好家から初心者向けの育てやすい蘭として愛される最大の魅力なのです。
最も大きな違いは水分を蓄えるバルブの有無
胡蝶蘭とデンドロビウムを比較したとき、最も明確で、栽培の上でも極めて重要な違いがあります。
それは、水分や栄養をたっぷり貯蔵するための「バルブ(擬球茎)」と呼ばれる膨らんだ茎があるかどうかです。
デンドロビウムの鉢植えを見ると、まるで竹の節のように太くたくましく育った茎が何本も真っ直ぐに伸びているのが分かります。
これこそがバルブであり、デンドロビウムはバルブに自前の水分を蓄えられるため、驚くほど乾燥に強い構造になっています。
一方で、胡蝶蘭にはこのような太いバルブが一切存在しません。
胡蝶蘭は、その代わりに厚みのある肉厚な葉と、むき出しの太い根に水分を蓄える仕組みになっています。
この構造の違いが、日常の水やりの頻度や、乾燥に対する耐性に大きな差を生み出します。
バルブを持つデンドロビウムは「乾き」に対して非常に我慢強いのに対し、バルブのない胡蝶蘭は急激な完全乾燥や、逆に水分過多による窒息をとても嫌います。
結局のところ、相手が水をどこに蓄える植物なのかを理解してあげることこそが、洋蘭栽培で失敗しないための最初のステップなのです。
お部屋の中で、お互いの体の仕組みをよく観察して、それぞれの乾きやすさや体力を優しく見守るように心がけてみてくださいね。
| POINT バルブの有無が最大の違いであること 胡蝶蘭にはバルブがなく葉で耐えること デンドロビウムには茎が肥大したバルブがあること このバルブに水や栄養をたっぷり蓄えること バルブのおかげでデンドロビウムは乾燥に強いこと |
〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
胡蝶蘭と洋ランの違いを徹底解説!育て方から価格
シンビジウムと胡蝶蘭の違いを徹底解説!贈り物や育て方
〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
胡蝶蘭やデンドロビウムの育て方の違い
◆この章のポイント◆
- 耐寒温度が異なる冬越しのポイント
- 水やりと肥料を与えるタイミングの差
- どちらも直射日光を避けたレース越しの光が基本
雨の日に窓を打つ静かな水滴の音を聞いていると、なんとなくお部屋の湿度や空気の冷たさに敏感になりますよね。
私たち人間が季節の移り変わりを感じて衣替えをするように、観葉植物や洋蘭たちもまた、季節ごとのケアの切り替えを静かに待っています。
胡蝶蘭とデンドロビウムは、性質がかなり異なるため、育て方のカレンダーも全く同じというわけにはいきません。
それぞれの生きてきた故郷の環境をイメージしながら、水やりや温度の調整、そして肥料の与え方に少しだけ「メリハリ」をつけてあげるのがコツです。
正直言うと、私も最初の頃はどちらにも毎日せっせと水をやりすぎて、根っこを痛めてしまうという失敗を繰り返していました。
そんな私の苦い経験を踏まえつつ、この章では二つの蘭が元気に、そして心地よく過ごすための具体的なお手入れの違いを分かりやすくご紹介します。
胡蝶蘭やデンドロビウムの育て方の違いは、冬の温度管理と水やりのメリハリにあります。
胡蝶蘭は寒さに極端に弱く通年10度以上を保つ必要がありますが、デンドロビウムは寒さに比較的強く、冬に乾燥させて休眠させることで、翌春に再び美しい花芽を咲かせる性質を持っています。
耐寒温度が異なる冬越しのポイント
日本の四季の中で、洋蘭が最もピンチを迎えやすいのが、やはり厳しい寒さが押し寄せる「冬」の季節です。
特に胡蝶蘭は寒さに極端に弱いため、人間が過ごしていて少し肌寒いと感じる環境では、あっという間に株が弱ってしまいます。
胡蝶蘭の冬越しを成功させるには、最低でも夜間の室温を10度以上にキープすることが絶対条件になります。
夜間に冷え込む窓際からは必ず部屋の中央に避難させ、段ボールで囲うなどの防寒対策をしてあげることが私の冬のルーティンです。
それに対して、デンドロビウムは驚くほど寒さに強く、最低気温が2度から3度程度まで下がっても、霜に当たらなければ十分に耐え抜くことができます。
ここで、教科書通りではない私の実体験によるひとつの見解をお伝えさせてください。
一般的には「蘭は冬に過保護なほど暖めるべき」と言われますが、実はデンドロビウムに関してはこれが裏目に出ることがあります。
デンドロビウムは、秋から初冬にかけてしっかり10度以下の低温に数週間当てるというプロセスを経ないと、翌年に花芽を形成してくれません。
冬でも常に暖かい部屋に置きっぱなしにしておくと、翌春に花が全く咲かず、葉っぱ(高芽)ばかりが増えてしまうのです。
少し寒がらせて休眠のシグナルを送ってあげるという、この「野生のたくましさを信頼する」アプローチこそが、デンドロビウムを育てる上での本当の面白さだと私は実感しています。
水やりと肥料を与えるタイミングの差
水やりに関しては、どちらの蘭も「鉢の中が完全に乾いてからたっぷりあげる」という大原則は共通しています。
しかし、冬の休眠期における水やりのさじ加減には、かなりの違いが出てきます。
胡蝶蘭は、冬の間も暖房のある部屋でゆっくりと呼吸を続けているため、水苔の表面がカサカサに乾いてからさらに2、3日待って、天気の良い午前中にぬるま湯に近い水を少しだけ与えます。
対してデンドロビウムの冬は、驚くほど徹底した「乾燥」が、春の開花への呼び水になります。
冬場のデンドロビウムは、バルブに少しシワが寄るくらいまで水やりを極限まで控えるのが、プロも実践する最も確実なテクニックです。
水を与えすぎると根が完全に傷んでしまい、冬の間にドロドロに根腐れしてしまう原因になりますので、思い切って放置する勇気を持ってくださいね。
肥料についても、どちらも春から夏の生育期(5月〜7月頃)に与えるのが基本ですが、デンドロビウムは8月を過ぎたら一切の肥料をストップする必要があります。
秋以降まで遅れて肥料を与え続けてしまうと、これまた「高芽」と呼ばれる新芽ばかりが出てしまい、お花が咲かなくなってしまいます。
このように、気候に合わせて与えるタイミングと控えるべき時期をしっかり切り替えてメリハリを持たせることが、ふたつの蘭を毎年美しく咲かせる大きな秘訣なのです。
どちらも直射日光を避けたレース越しの光が基本
お日様の光をどのように当てるかも、葉っぱを美しく健康に保ち、花の出方を良くするための非常に重要な要素です。
胡蝶蘭もデンドロビウムも、強い太陽の直射日光を直接浴びてしまうと、葉が黒く焦げてしまう「葉焼け」を起こしてしまいます。
一度葉焼けを起こして変色した葉は、残念ながら二度と元のみずみずしい緑色には戻りません。
そのため、室内で育てる際は必ず、窓辺のレースのカーテン越しに優しく差し込む光に当ててあげるのが基本の置き場所になります。
ただし、光を求める強さには少しだけグラデーションがあります。
デンドロビウムは胡蝶蘭に比べて日光が大好きなので、春から秋の暖かい時期は、できれば屋外の風通しの良い木陰や、30%から50%ほど遮光ネットを張ったベランダに置いてあげると見違えるようにバルブが太くなります。
一方で胡蝶蘭は、年間を通して室内管理が基本であり、木漏れ日のような柔らかい「半日陰」をとても好みます。
お部屋の中で、本がストレスなく読める程度の明るさがあれば十分に光合成を行ってくれますので、それほど神経質になる必要はありません。
あなたの暮らしのスペースに合わせて、お互いが心地よいと感じる木漏れ日スポットをぜひ探してあげてくださいね。
| POINT 胡蝶蘭は冬の寒さに極めて弱いこと デンドロビウムは冬に乾燥させることが必須なこと どちらも直射日光は絶対に避けること 水やりは鉢の中が完全に乾いてから行うこと デンドロビウムは秋から冬に低温に当てること |
初心者には胡蝶蘭とデンドロビウムどっち?
◆この章のポイント◆
- 室内で優雅に長く花を楽しみたいなら胡蝶蘭
- 毎年手軽に花を咲かせたいならデンドロビウム
すっきりと晴れ渡った青空を見上げていると、新しい何かを始めてみたくなるポジティブな気持ちが湧いてきますね。
洋蘭の世界にこれから一歩を踏み出そうとするとき、やはり「結局のところ、私にはどちらが合っているんだろう?」と悩んでしまうのが自然な反応だと思います。
インターネットの海には様々な情報が溢れていて、調べれば調べるほど迷ってしまうこともあるかもしれません。
でも、難しく考える必要は一切ありません。
大切なのは、あなたの普段のライフスタイルや、お部屋の環境にそっと寄り添ってくれるパートナーを選ぶことです。
正直言うと、どちらの蘭もそれぞれの異なる強みや、育てる面白さを持っています。
この章では、あなたがどのようなお部屋で、どんなふうに花を楽しみたいかという視点から、どちらの蘭があなたの毎日にぴったり馴染むのかを一緒に考えていきます。
初心者におすすめなのは、家庭の栽培環境によって異なります。
室内で優雅に長い期間にわたって花を楽しみたい方には胡蝶蘭が最適です。
一方で、屋外でも育てやすく、毎年手軽に花を咲かせる楽しさを味わいたい方にはデンドロビウムをおすすめします。
室内で優雅に長く花を楽しみたいなら胡蝶蘭
もしあなたが、お部屋の中でインテリアの一部として上品にお花を飾り、毎日の暮らしの中でずっとその美しい姿を眺めていたいなら、胡蝶蘭がぴったりです。
胡蝶蘭の最大の強みは、一度開花した花の圧倒的な持ちの良さにあります。
環境が合っていれば、特別なケアをせずとも3ヶ月近く花が咲き続けるため、生花でありながらもまるでオブジェのように長期間リビングを華やかに彩ってくれます。
また、基本的には年間を通じて室内の暖かい場所で管理するため、「冬の間だけベランダから部屋に慌てて取り込む」といった重労働の手間もありません。
常に目の届くお気に入りの場所に鉢を置いて、そっと土の乾き具合をチェックしながら育てる時間は、何物にも代えがたい穏やかな癒しの時間になるはずです。
特に、寒冷地にお住まいで冬の屋外栽培が物理的に難しいというご家庭でも、冬場にしっかりと暖房が稼働しているリビングであれば問題なく栽培が可能です。
少し背の高い気品あるフォルムは、お部屋全体の雰囲力をワンランク高めてくれるインテリアグリーンとしても優秀な役割を果たしてくれます。
このように、家の中で優しく手をかけながら大輪の優美な佇まいを長期間鑑賞したいというライフスタイルの方には、迷わず胡蝶蘭をおすすめします。
毎年手軽に花を咲かせたいならデンドロビウム
一方で、「一度切りのお祝い品として終わらせず、自分の手で毎年何度も新しいお花を咲かせる喜びを味わいたい!」と思われるなら、デンドロビウムが適しています。
デンドロビウムは、とにかく頑丈で、環境の変化に対して非常に強いタフなランです。
冬の寒さや夏の暑さにそれほどナーバスになる必要がなく、初心者であっても翌春の開花を迎えやすいという最大のメリットがあります。
春から秋まではベランダや庭の軒下などにポンと置いておき、自然の風と適度な太陽光に当てておくだけで、新芽がグングンと成長してバルブが丸々と太っていきます。
この「植物が自分の力で力強く大きくなっていくプロセス」を肌で感じられるのが、デンドロビウム栽培の一番の面白さです。
冬が近づき、外の空気がツンと冷たくなってきたら、室内のガラス越しの日の当たる場所に移動させて水やりを控えめにしておきます。
すると、しばらくしてバルブの節々からぷっくりとした可愛らしい花芽が顔を出します。
この花芽を見つけた朝の喜びは、何とも言えない誇らしい気持ちで胸がいっぱいになるものです。
自分の力で毎年新しい花をサイクルとして咲かせたい、そんなガーデニング本来の醍醐味を手軽に体験したい方には、デンドロビウムがこの上ない相棒になってくれるでしょう。
胡蝶蘭とデンドロビウムのよくある質問
◆この章のポイント◆
- 花が終わった後は何をすればいい?
- 葉が黄色くなって落ちる原因と対策
- 植え替えに適した時期と方法を知りたい
昼下がりのぽかぽかとした陽気の中、お気に入りのマグカップを片手にベランダの蘭たちの様子を眺めている時間は、私にとってかけがえのない贅沢なひとときです。
しかし、植物たちも生き物ですから、育てているうちに「あれ?いつもと様子が違うな」と急に不安になってしまう瞬間がありますよね。
葉の色がほんの少し変わっただけで、自分のやり方が間違っていたのではないかと心がソワソワしてしまう気持ちは、私も痛いほどよく分かります。
蘭の栽培は決してハードルが高いものではありませんが、特有の育ち方やサインを知らないと、思わぬところで慌ててしまうものです。
この章では、実際に多くの初心者の方が直面しやすいリアルな疑問やお悩みをピックアップして、一人の愛好家としての経験を交えながら、解決の手助けをしていきます。
胡蝶蘭とデンドロビウムに関する疑問では、花が終わった後のケアや葉の変色への対処法がよく挙げられます。
花後の茎の切り戻しや、時期に合わせた水やりの調整、縮んだバルブのケア、そして春の適切な植え替えを行うことが、両方の蘭を長く健康に育てるための最も重要なポイントです。
花が終わった後は何をすればいい?
お花が完全に咲き終わった後のケアは、どちらの蘭にとっても次の開花期へ向けた大切な体力を残すための第一歩となります。
胡蝶蘭の場合は、花が全て落ちたら花茎(はなぐき)の根元からハサミで切り落とすのが基本です。
こうすることで、株全体が無駄なエネルギーを消費するのを防ぎ、新しい葉や根の成長に全力を注ぐことができるようになります。
株が非常に若くて元気な場合は、下から数えて2節か3節目あたりでカットしておくと、そこから再び二番花(にばんか)と呼ばれる新しい花芽が伸びてきて、もう一度お花を楽しめることもあります。
一方、デンドロビウムの場合は、花が咲き終わった後の「バルブ(茎)」を絶対に切り落とさないように気を付けてください。
花が終わってカサカサになった花がらの部分は、手で優しくつまんで取り除くだけで十分です。
葉っぱだけの状態になったバルブは、枯れたように見えても中に栄養と水分をたっぷり蓄え続けているため、新しい元気な新芽を育てるための重要なエネルギー源(バックバルブ)として機能します。
ハサミを入れるのは、完全に全体が茶色くカラカラに乾いて軽石のようになってからにする、という点だけをしっかりと覚えておいてくださいね。
葉が黄色くなって落ちる原因と対策
「朝起きて蘭を見たら、下の方の葉っぱが黄色くなってハラリと落ちてしまった…!」このような時、誰もがとても焦ってしまいますよね。
しかし、実は葉が黄色くなる理由には、病気だけではなく植物の「自然な新陳代謝(生理現象)」である場合が非常に多いのです。
特にデンドロビウム(一部の落葉性品種)は、秋から冬にかけて、古いバルブの葉が黄色くなって落ちるのはごく当たり前の自然なサイクルです。
また、胡蝶蘭に関しても、一番下に位置している古い葉が1枚、2枚と黄色くなって寿命を迎えていく分には、全く心配いりません。
注意しなければならないのは、比較的新しい上の方の葉が次々と黄色くなったり、黒ずんでどろりと溶けるように落ちてしまうケースです。
これは十中八九、水のやりすぎによって鉢の中が常に湿り、根っこが酸素不足になって壊死してしまう「根腐れ」が原因となっています。
もし根腐れのサインを見つけたら、すぐに水やりを長期間完全に停止し、鉢を風通しの良い、明るい日陰に移動させて様子を見てください。
とにかく鉢の中を一度リセットするように完全に乾燥させてあげることが、傷んだ根っこを再び自力で復活させるための唯一の近道になります。
植え替えに適した時期と方法を知りたい
洋蘭たちの鉢植えをさらに健康に、大きく育てていくためには、2年から3年に一度の「植え替え」作業が必要不可欠になります。
植え替えの作業を行う最適なシーズンは、どちらの蘭も新芽や新しい根が動き始める「春(4月下旬〜6月上旬頃)」が最も適しています。
この時期は植物自体の生命力が非常に旺盛なため、植え替えによる根っこへの多少のダメージを素早く回復することができるからです。
植え替えの際は、まず鉢から株を優しく引き抜き、周りの古くなって黒ずんだ水苔を、根を傷つけないように指先で優しくほぐしながら取り除きます。
中をよく観察して、スカスカに乾いて枯れた茶色い古い根や、腐ってドロドロになった根は清潔なハサミで根元から丁寧に取り除いてあげましょう。
新しい植え込み材料としては、保湿性に優れた「水苔(みずごけ)」と、通気性をしっかり確保できる「素焼き鉢」の組み合わせが、最も失敗が少なく安心です。
デンドロビウムの場合は、少し固めにギュッギュッと水苔を詰め込んで植え付けると、鉢の中で根がしっかりと活着しやすくなります。
植え替えが終わった後の2週間ほどは、直射日光の当たらない風通しの良い日陰で、水やりを極力控えて静かに休ませてあげることが、新しい根の発根を力強く促す何よりのコツになります。
胡蝶蘭やデンドロビウムを楽しむまとめ
一見すると「育てるのがすごく難しそう」と敬遠してしまいがちな洋蘭の世界ですが、実はそれぞれの性質の違いと、必要としている最低限のルールさえ優しく見守ってあげれば、どんなお部屋でも美しい花を再び咲かせてくれます。
デンドロビウム自慢の太いバルブの力強さや、胡蝶蘭の肉厚で健気な葉の輝きを見ていると、植物の持つ神秘的な生命力に勇気づけられます。
あなたの住環境やペースにぴったりの洋蘭を選んで、今年も優しい彩りに満ちた暮らしの一歩を始めてみませんか。
本日のまとめ
- 胡蝶蘭とデンドロビウムは性質が異なる美しい洋蘭
- 最大の違いは水や栄養を蓄えるバルブの有無
- デンドロビウムには太い竹のようなバルブがある
- 胡蝶蘭にはバルブがなく肉厚な葉に栄養を溜める
- 胡蝶蘭は冬の寒さにとても弱く最低10度以上が必要
- デンドロビウムは寒さに比較的強く数度まで耐える
- デンドロビウムは秋の終わりに低温に当てることが大切
- 低温にしっかり当てることで春の開花が促される
- どちらも夏の強い直射日光は避けて葉焼けを防ぐ
- 水やりは鉢の中が中まで完全に乾いてからたっぷり行う
- 冬のデンドロビウムは水やりを極限まで控えて乾燥させる
- 室内で優雅に長期間お花を楽しみたいなら胡蝶蘭がおすすめ
- 毎年繰り返し新しい花を咲かせたいならデンドロビウム
- 花が終わった胡蝶蘭の茎は根元付近から切り落とす
- 植え替えは成長期である春の暖かくなった時期が最適
| 【PR】【お祝い選びに、もう迷わない!金賞受賞の胡蝶蘭で最高の想いを届ける】 大切な方への開店祝いや昇進祝い、記念日の贈り物。 ありきたりなギフトでは、あなたの「おめでとう」の気持ちは伝わりきらないかもしれません。「らんのお花屋さん・クマサキ洋ラン農園」は、数々の賞を受賞した専門農園です。 ハウスから直送される新鮮で高品質な胡蝶蘭は、その美しさと花持ちの良さが自慢。 法人様向けの豪華な5本立てから、個人のお祝いに最適な可憐な一鉢まで、ご用途に合わせて選べます。ラッピング、メッセージカードなど7つの無料サービスも充実。 7つの無料サービス ・ラッピング ・メッセージカード ・写真送付サービス ・育て方パンフレット ・鉢受けトレイ ・霧吹きスプレー ・品質保証書 特別な日の贈り物は、専門店の胡蝶蘭で、あなたの真心を最高のかたちで届けませんか? |
〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
胡蝶蘭の花が終わったらどうしたらいい?育て方と二度咲き
胡蝶蘭の出荷までの期間は?注文から届くまでの日数
〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
参考サイト
日本洋蘭農業協同組合公式ホームページ
GardenStory(ガーデンストーリー)
観葉植物専門店ブルーミングスケープ
ビジネスフラワー公式ホームページ
フマキラー For your LIFE


コメント