こんにちは、管理人の胡蝶です
この度は、大切な取引先やお世話になった方のご就任、誠におめでとうございます。
新たな門出を祝し、お祝いの気持ちを伝える贈り物として、胡蝶蘭は最も人気のある選択肢の一つです。
しかし、いざ贈るとなると、就任祝いの胡蝶蘭の色は何を選べば良いのか、悩む方も少なくないのではないでしょうか。
定番の白色が良いのか、それとも華やかなピンクが良いのか、縁起を担いで紅白のリップタイプを選ぶべきか、選択肢は多岐にわたります。
また、色選びだけでなく、それぞれの色が持つ花言葉の意味、贈る際のマナーやタブー、相手の役職に応じた適切な相場、そして敬意を示すための立札の書き方など、押さえておくべきポイントは数多く存在します。
さらには、相手の会社のコーポレートカラーを意識することで、より心のこもった贈り物にすることも可能です。
贈る相手との関係性を考慮し、失礼のないように、かつ最大限のお祝いの気持ちを表現するためには、正しい知識が不可欠と言えるでしょう。
この記事では、就任祝いの胡蝶蘭の色選びで失敗しないための全ての情報を、網羅的かつ分かりやすく解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたの悩みは解決され、自信を持って最適な胡蝶蘭を選ぶことができるようになるはずです。
◆このサイトでわかる事◆
- 就任祝いにふさわしい胡蝶蘭の色の選び方
- 定番の色（白・ピンク・紅白）が持つ意味と印象
- 色ごとの花言葉でメッセージを伝える方法
- 失敗しないための贈り物のマナーとタブー
- 役職や関係性に応じた適切な相場
- 正しい立札の書き方と注意点
- コーポレートカラーを取り入れる際のポイント
| 【PR】大切な取引先へのお祝い、何を贈れば喜ばれるか悩んでいませんか？「花秘書」は、開店祝いや就任祝いなど、ビジネスシーンに特化したフラワーギフトの専門店です。 全国有数の生産者から直送される高品質な胡蝶蘭や、オフィスを彩る観葉植物、デザイナーによる華やかなアレンジメントまで、500点以上の豊富な品揃えが自慢です。 急なご入り用でも、専門スタッフがあなたの「秘書」として、マナーや立て札の書き方まで丁寧にサポート。贈る相手に失礼のない、最適なギフト選びをお手伝いします。 実際に贈られるお花の写真を確認できるサービスも、安心して任せられると好評です。お祝いの気持ちを最高のかたちで伝えるなら、ぜひ「花秘書」にご相談ください。下記リンクから、素敵なお花がすぐに見つかります。 |
就任祝いの胡蝶蘭の色選びの基本
◆この章のポイント◆
- 定番でフォーマルな白色
- 華やかで女性にも喜ばれるピンク
- お祝いムードを高める紅白（リップ）
- 色ごとの花言葉を知って気持ちを伝える
- 相手のコーポレートカラーを意識した選択
就任祝いというフォーマルな場面で贈る胡蝶蘭は、色選びが非常に重要です。
色は、単なる見た目の美しさだけでなく、お祝いの気持ちや相手への敬意を伝えるメッセージとなります。
ここでは、就任祝いの胡蝶蘭の色選びにおける基本的な考え方と、それぞれの色が持つ意味や印象について詳しく解説します。
定番の色から、少し工夫を凝らした色まで、相手や状況に合わせて最適な一鉢を選ぶための知識を身につけましょう。
この基本を押さえることで、あなたの贈り物はより一層心のこもったものになるに違いありません。
定番でフォーマルな白色
就任祝いの胡蝶蘭の色選びにおいて、最も定番であり、いかなる場面でも失敗のない選択が「白色」です。
もし、どの色にすべきか少しでも迷いがあるならば、白色の胡蝶蘭を選んでおけば間違いありません。
では、なぜ白色がこれほどまでにフォーマルな贈答品として定着しているのでしょうか。
その理由は、白色が持つイメージと、胡蝶蘭そのものの格調高さが完璧に調和しているからに他なりません。
まず、白色は「清浄」「純粋」「神聖」といったクリーンなイメージを象徴する色です。
新たな役職に就任し、新しいスタートを切る方への贈り物として、この清らかなイメージは非常にふさわしいと言えるでしょう。
過去をリセットし、まっさらな気持ちで新しい職務に邁進してほしいという、清々しい応援のメッセージを込めることができます。
また、ビジネスの世界では、信頼性や誠実さが何よりも重視されます。
白色はそうした実直なイメージも喚起させるため、取引先への贈り物としても最適なのです。
どのような業種の企業であっても、どのような役職の方への贈り物であっても、白色の胡蝶蘭が悪印象を与えることはまず考えられません。
社長就任や役員就任といった、特に格式が求められるお祝いの場面では、その格調高い佇まいから白色の大輪胡蝶蘭が選ばれることが圧倒的に多いです。
オフィスに届けられた際に、他のたくさんのお祝いの花が並ぶ中でも、純白の胡蝶蘭が放つ存在感は格別です。
その凛とした美しさは、オフィス全体を明るく、そして厳かな雰囲気で満たしてくれるでしょう。
さらに、白色の胡蝶蘭は、お届け先のオフィスの内装や雰囲気を問わないという大きなメリットも持っています。
モダンでスタイリッシュなオフィスにも、重厚で伝統的なオフィスにも、白色は自然に溶け込み、その場を華やかに彩ります。
このように、色選びで迷った際の「安全策」としてだけでなく、最もフォーマルで敬意を表現できる「最善策」として、白色の胡蝶蘭は絶対的な信頼を得ているのです。
就任という人生の大きな節目を祝う気持ちを、最も誠実に、そして格調高く伝えたいと考えるなら、白色の胡蝶蘭を選ぶことが最良の選択と言えるでしょう。
その清潔感あふれる佇まいは、受け取った方の心にもきっと清々しい感動を届けてくれるはずです。
華やかで女性にも喜ばれるピンク
フォーマルな白色に次いで、就任祝いの胡蝶蘭として人気が高いのが「ピンク色」です。
ピンク色の胡蝶蘭は、白色の持つ厳かな雰囲気とは一味違う、優しく華やかな印象を与えてくれます。
特に、女性役員や女性社長の就任祝いの贈り物としては、非常に喜ばれる傾向にあります。
ピンクという色は、一般的に「優しさ」「思いやり」「幸福感」といったポジティブなイメージを持っています。
そのため、お祝いのムードをより一層盛り上げ、明るく温かい気持ちを伝えるのに適しています。
ビジネスの場においても、殺風景になりがちなオフィスに彩りを与え、その場を和やかな雰囲気にしてくれる効果が期待できるでしょう。
一口にピンクと言っても、その色合いは様々です。
淡い桜のようなピンクは、上品で控えめな印象を与え、どんな相手にも好まれやすいでしょう。
一方で、より色鮮やかな濃いピンクは、存在感があり、エネルギッシュな印象を与えます。
贈る相手のイメージや、企業の雰囲気に合わせてピンクの色合いを選ぶのも、贈り主のセンスが光るポイントです。
例えば、アパレル業界や美容業界、IT関連の新しい企業など、華やかさや先進性が求められる業界では、ピンクの胡蝶蘭が特に好まれることがあります。
また、開店祝いや開業祝いなど、これから多くの顧客に愛されるお店や会社になってほしいという願いを込めて贈るのにも最適です。
ただし、ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」です。
この花言葉から、ビジネスシーンでの贈り物として躊躇する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、胡蝶蘭全体の「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉が広く知られているため、近年では色ごとの花言葉を厳密に気にするケースは少なくなってきています。
それよりも、ピンク色が持つ明るく華やかなイメージが、お祝いの気持ちをストレートに表現してくれるという側面が重視されることが多いようです。
もし花言葉が気になる場合は、メッセージカードで「ご就任おめでとうございます。貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます」といったフォーマルなメッセージを添えることで、誤解なくお祝いの気持ちを伝えることができます。
白色が定番であることは間違いありませんが、常に白色が最適解とは限りません。
相手の好みや性別、会社のカルチャーを考慮し、「きっとピンクのほうが喜んでくれるはずだ」と確信が持てる場合には、ピンクの胡蝶蘭は非常に優れた選択肢となります。
その優しい彩りは、受け取った方の心を温め、新たな門出を祝福する華やかなエールとなるでしょう。
お祝いムードを高める紅白（リップ）
就任祝いの胡蝶蘭選びにおいて、白色のフォーマルさとピンクの華やかさ、その両方の良いところを兼ね備えた選択肢が「紅白（リップ）」の胡蝶蘭です。
リップタイプとは、白い花びらの中心部分（唇弁）だけが、口紅をさしたように赤やピンクに色づいている品種のことを指します。
この紅白の美しいコントラストが、非常におめでたい印象を与えることから、古くから日本のお祝い事のシンボルとして親しまれてきました。
紅白という色の組み合わせは、日本では「ハレの日」を象徴します。
お正月、結婚式、そして就任祝いや当選祝いなど、人生の節目となるおめでたいイベントには欠かせない配色です。
そのため、紅白のリップタイプの胡蝶蘭は、箱を開けた瞬間に誰の目にも「お祝いの品」であることが明確に伝わり、お祝いムードを最大限に高めてくれます。
このリップタイプが特に優れている点は、その絶妙なバランス感覚にあります。
ベースが白色であるため、フォーマルな場にふさわしい品格と清潔感を保ちつつ、中心の赤色がアクセントとなって、地味になりすぎず、華やかさを添えてくれます。
「白色だけだと少し寂しいかもしれない、でもピンクだと華やかすぎるかもしれない」と悩んだ時に、まさに最適な選択肢と言えるでしょう。
特に、選挙の当選祝いや、新規事業の立ち上げ、新しいプロジェクトの成功を祝う場面など、縁起の良さを重視したいシーンでは絶大な人気を誇ります。
「これからの発展」や「成功」への願いを込める贈り物として、これほどふさわしい胡蝶蘭はないかもしれません。
また、リップタイプは生産量も多く、比較的入手しやすいというメリットもあります。
多くの胡蝶蘭専門店で取り扱いがあり、品質の良いものを選びやすいのも嬉しいポイントです。
見た目の華やかさから、他の白い胡蝶蘭が並ぶ中にあっても、ひときわ目を引く存在となります。
受け取った側も、多くの祝い花の中から贈り主の顔を思い浮かべやすくなるかもしれません。
白色の胡蝶蘭が「敬意」や「誠実さ」を表現するのに長けているとすれば、紅白リップの胡蝶蘭は「祝福」や「喜び」の気持ちをストレートに表現するのに最も適しています。
新たな門出を心から祝い、今後の成功を願う明るいメッセージを贈りたい場合に、紅白リップは最高の選択です。
その縁起の良い彩りは、就任された方の未来を明るく照らす、希望の光となることでしょう。
色ごとの花言葉を知って気持ちを伝える
胡蝶蘭を贈る際に、色選びのもう一つの楽しみ方が「花言葉」に想いを託すことです。
胡蝶蘭全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」であり、その蝶が舞うような花の姿から名付けられました。
この花言葉自体が非常に縁起が良く、お祝い事全般に最適な贈り物とされる大きな理由の一つです。
そして、この共通の花言葉に加えて、胡蝶蘭は色ごとにも異なる花言葉を持っています。
これらの花言葉を知り、伝えたいメッセージに合わせて色を選ぶことで、より深く、そして心のこもった贈り物にすることができます。
ここでは、代表的な胡蝶蘭の色が持つ花言葉と、それがどのようなメッセージを伝えてくれるのかを解説します。
代表的な胡蝶蘭の色と花言葉
- 白色の胡蝶蘭：「清純」「純粋」
前述の通り、白色は新たな始まりを象徴します。就任という新しいステージへの門出に、清らかな気持ちで臨んでほしいという願いを込めることができます。最もフォーマルで、どんな相手にも敬意を伝えられる花言葉です。 - ピンク色の胡蝶蘭：「あなたを愛します」
この花言葉は恋愛的な意味合いが強いため、ビジネスシーン、特に異性へ贈る際には少し注意が必要かもしれません。しかし、近年ではその華やかな見た目から「親愛」や「尊敬」の気持ちを表すものとして解釈されることも多くなっています。女性への贈り物や、開店祝いなど華やかな場を祝う気持ちとして選ばれています。 - 紅白（リップ）の胡蝶蘭：特定の固有の花言葉はありません
リップタイプには個別の花言葉は設定されていませんが、紅白という配色そのものが「お祝い」「縁起が良い」という意味を持っています。胡蝶蘭全体の「幸福が飛んでくる」という花言葉と合わせて、最高の祝福を伝えることができます。 - 黄色の胡蝶蘭：「商売繁盛」「活発」
黄色は金運や繁栄をイメージさせる色です。そのため、特にビジネスの成功を願う贈り物として選ばれることがあります。開業祝いや、営業成績の向上を願う部署への贈り物などに適していると言えるでしょう。 - 青色の胡蝶蘭：「尊敬」「誠実」
青色の胡蝶蘭は、特殊な技術で染色されたものがほとんどですが、その希少性と落ち着いた色合いから人気があります。「尊敬」という花言葉は、まさに上司や恩師への就任祝いにぴったりです。ただし、非常に高価で珍しいため、贈る相手を選ぶかもしれません。
これらの花言葉をメッセージカードにそっと書き添えることで、あなたの贈り物はより一層パーソナルで、心のこもったものになります。
例えば、「『清純』の花言葉を持つ白い胡蝶蘭を、新たな門出のお祝いに贈ります」といった一文を加えるだけで、贈り主の細やかな心遣いが伝わるものです。
ただし、花言葉はあくまで贈り物にストーリーを添えるためのエッセンスです。
就任祝いというフォーマルな場では、花言葉の意味よりも、色の印象や贈る際のマナーの方が優先されるべきです。
花言葉にこだわりすぎるあまり、場にそぐわない色を選んでしまっては本末転倒です。
まずは白色や紅白リップといった定番の色を基本と考え、その上で花言葉という付加価値を添える、というスタンスが最もスマートな選び方と言えるでしょう。
相手のコーポレートカラーを意識した選択
就任祝いの胡蝶蘭選びにおいて、もう一歩踏み込んだ心遣いを見せたいと考えるなら、「相手のコーポレートカラー」を意識した選択が非常に効果的です。
コーポレートカラーとは、その企業が自社の理念やビジョンを象徴するために定めている色のことです。
会社のロゴマークやウェブサイト、製品パッケージなどに使用されており、いわば「会社の顔」とも言える重要な要素です。
その大切な色を贈り物に取り入れることは、「あなたの会社のことを深く理解し、尊敬しています」という強力なメッセージになります。
多くの祝い花が並ぶ中で、自社のコーポレートカラーの胡蝶蘭が届けば、受け取った社長や役員は「おやっ」と目を留めるはずです。
それは単なるお祝いの品ではなく、自社への深い理解と敬意に基づいた、特別な贈り物として認識されるでしょう。
これにより、贈り主であるあなたやあなたの会社に対する印象は、間違いなく格段に良くなります。
では、どのようにしてコーポレートカラーの胡蝶蘭を選べばよいのでしょうか。
コーポレートカラーの調べ方
最も簡単な方法は、相手の企業の公式ウェブサイトを確認することです。トップページや会社概要のページを見れば、ロゴマークやデザインの基調となっている色がすぐに分かります。
色の選び方
もしコーポレートカラーが青や紫、緑といった珍しい色だった場合、どうすればよいのでしょうか。
近年では、白い胡蝶蘭に特殊なインクを吸わせて花びらを染める「染色胡蝶蘭」の技術が進化しており、様々な色の胡蝶蘭を注文することが可能です。
これらの特殊な色の胡蝶蘭は、非常に珍しくインパクトがあるため、サプライズ演出としても効果的です。
ただし、染色胡蝶蘭にはいくつか注意点もあります。
まず、通常の胡蝶蘭に比べて価格が高価になる傾向があります。
また、染色加工の影響で、花の寿命が通常の白い胡蝶蘭よりも少し短くなる可能性があるとも言われています。
コーポレートカラーに完全に一致する色がなくても、諦める必要はありません。
例えば、コーポレートカラーが赤色であれば紅白のリップタイプを選ぶ、オレンジ色であれば黄色の胡蝶蘭を選ぶ、といったように、近い系統の色を選ぶだけでも、その配慮は十分に伝わります。
ラッピングペーパーやリボンをコーポレートカラーにするという方法も非常にスマートです。
胡蝶蘭自体は定番の白色を選び、ラッピングで個性を出すことで、フォーマルさを保ちつつ、特別な心遣いを表現できます。
このコーポレートカラーを意識した贈り方は、特にデザイン会社や広告代理店、先進的なIT企業など、クリエイティビティや個性を重視する企業に対して非常に喜ばれます。
大切な取引先との関係をより一層深めたいと考えるなら、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
その細やかな配慮が、ビジネスにおける大きな信頼へと繋がっていくかもしれません。
就任祝いの胡蝶蘭の色で失敗しないためのマナー
◆この章のポイント◆
- 贈る相手との関係性を考慮する
- 覚えておきたい就任祝いの相場
- 敬意を示すための立札の書き方
- 知っておくべき色のタブーや注意点
- 最適な就任祝いの胡蝶蘭の色を選ぶポイント
就任祝いの胡蝶蘭を選ぶ際、美しい色や立派な見た目だけで決めてしまうのは早計です。
ビジネスシーンにおける贈り物は、社会人としての常識やマナーが問われる場でもあります。
せっかくのお祝いの気持ちも、マナー違反があれば正しく伝わらないばかりか、かえって相手に不快な思いをさせてしまう可能性すらあります。
ここでは、就任祝いの胡蝶蘭の色選びと合わせて必ず押さえておきたい、贈る際のマナーについて詳しく解説します。
相手との関係性、適切な相場、立札のルール、そして避けるべきタブーなど、知っておくべきことは多岐にわたります。
これらのマナーをしっかりと守ることで、あなたの贈り物は真に心のこもった、完璧なお祝いとなるでしょう。
贈る相手との関係性を考慮する
就任祝いの胡蝶蘭を選ぶ上で、色や価格を決める大前提となるのが「贈る相手との関係性」です。
誰から誰へ贈るのかによって、ふさわしい胡蝶蘭のスタイルは大きく変わってきます。
画一的な選び方をするのではなく、相手との距離感や重要度を正しく見極めることが、マナーの第一歩と言えるでしょう。
非常に重要な取引先の社長・役員への贈り物
自社の将来を左右するほど重要な取引先のトップが就任された場合、これは最も格式を重んじるべきシチュエーションです。
この場合に選ぶべきは、迷わず「白色の大輪5本立て以上」の胡蝶蘭です。
色は、最もフォーマルで敬意を表す「白」。
そして、見た目の豪華さと格の高さを示す「大輪」であり、本数も最も立派な「5本立て」が基本となります。
予算も奮発し、5万円から10万円程度の、輪数が多く、見栄えのする最高級クラスのものを選ぶのが適切です。
ここで中途半端なものを選ぶと、相手に軽んじられているという印象を与えかねません。
会社の威信をかけた、最高の贈り物をするという意識が重要です。
一般的な取引先への贈り物
日頃からお世話になっている一般的な取引先への就任祝いであれば、もう少し選択の幅が広がります。
定番はやはり「白色の大輪3本立て」です。
これがビジネス贈答におけるスタンダードなスタイルと言えます。
予算の相場は3万円から5万円程度です。
もし、相手の会社の雰囲気が比較的カジュアルであったり、女性役員への贈り物であったりする場合には、「紅白（リップ）」や「ピンク」の3本立てを選ぶのも良い選択です。
ただし、相手の好みが分からない場合は、やはり白色を選んでおくのが最も無難でしょう。
自社の役員や上司への贈り物
社内の昇進祝いであれば、部署のメンバーで連名で贈ることが多いでしょう。
この場合も、基本的には「白色の3本立て」が適しています。
身内のお祝いではありますが、会社の役職に対する敬意を示す意味でも、フォーマルな選択が望ましいです。
個人的に親しい間柄であれば、ピンクやリップを選んでお祝いムードを演出するのも素敵です。
友人・知人の就任祝い
親しい友人が会社を設立したり、役員に就任したりした場合、ビジネスライクな関係とは少し異なります。
もちろん白色の胡蝶蘭も素晴らしい選択ですが、相手の好みを知っているなら、それに合わせた色を選ぶのが最も喜ばれるでしょう。
ピンクや黄色、あるいは珍しい青や紫の胡蝶蘭で、サプライズを演出するのも良いかもしれません。
予算も無理のない範囲で、2万円から3万円程度のミディ胡蝶蘭（小ぶりな胡蝶蘭）を選ぶなど、パーソナルな関係性ならではの柔軟な選択が可能です。
このように、相手との関係性という軸で考えることで、選ぶべき胡蝶蘭のグレード、色、そして予算がおのずと決まってきます。
この最初のステップを間違えなければ、大きくマナーを外すことはありません。
覚えておきたい就任祝いの相場
就任祝いの胡蝶蘭を贈る際に、多くの方が悩むのが「いくらぐらいのものを贈れば良いのか」という予算、つまり相場の問題です。
相場から安すぎると相手に失礼な印象を与えてしまう可能性がありますし、逆に高すぎても相手に過度な気を使わせてしまい、お返しの負担をかけてしまうことになりかねません。
適切な相場を理解し、相手との関係性に見合った価格帯の胡蝶蘭を選ぶことは、非常に重要なビジネスマナーです。
胡蝶蘭の価格は、主に以下の3つの要素で決まります。
- 本数（〇本立て）：茎の本数のことで、3本、5本が主流。本数が多いほど豪華で高価になります。
- 輪数（花の数）：1本の茎についている花の数のこと。同じ3本立てでも、輪数が多いほど見栄えが良く、価格も上がります。
- 花の大きさ：大輪、中大輪、ミディなど、花一輪の大きさ。一般的に大輪が最も格式高いとされます。
これらの要素を踏まえた上で、贈る相手の役職や関係性に応じた一般的な相場を見ていきましょう。
役職・関係性別 胡蝶蘭の相場一覧表
| 贈る相手の役職・関係性 | 相場金額 | 推奨される胡蝶蘭のタイプ |
|---|---|---|
| 社長・代表取締役（特に重要な取引先） | 50,000円 ～ 100,000円 | 白色 大輪 5本立て以上（50輪～） |
| 社長・代表取締役（一般的な取引先） | 30,000円 ～ 50,000円 | 白色 大輪 3本立て or 5本立て（36輪～） |
| 取締役・役員 | 30,000円 ～ 50,000円 | 白色 or リップ 大輪 3本立て（36輪～） |
| 本部長・支店長・部長 | 20,000円 ～ 30,000円 | 白色 or リップ 大輪 3本立て（30輪～） |
| 友人・知人 | 15,000円 ～ 30,000円 | 相手の好みの色 3本立て or ミディタイプ |
この表はあくまで一般的な目安ですが、贈り物を選ぶ際の大きな指針となるはずです。
例えば、一般的な取引先の社長就任祝いであれば、3万円の予算で「白色大輪3本立て 36輪クラス」の胡蝶蘭を探す、という具体的な目標が立てられます。
もし部署や複数人の連名で贈る場合は、一人あたりの負担は少なくなりますが、合計金額が相場から大きく外れないように調整することが大切です。
例えば、5人で贈るなら一人6,000円ずつ出し合って30,000円の胡蝶蘭を贈る、といった形です。
相場を理解することは、予算をただ決めるという作業ではありません。
それは、相手への敬意の度合いを形として示す行為であり、ビジネスコミュニケーションの一環です。
この相場感を身につけておくことで、どんなお祝いの場面でも、自信を持ってスマートに対応することができるようになるでしょう。
敬意を示すための立札の書き方
就任祝いの胡蝶蘭を贈る際、花そのものと同じくらい重要なのが「立札（たてふだ）」です。
立札は、届けられたお祝いの胡蝶蘭が「誰から贈られたものか」を明確にするための名札であり、これがなければ、受け取った側はお礼を言うことすらできません。
また、立札の書き方には厳格なマナーがあり、これを正しく書くことが相手への敬意を示すことに繋がります。
立札には、主に木製の「木札」と厚紙の「紙札」がありますが、就任祝いのようなフォーマルな贈り物では、より格調高い「木札」を選ぶのが一般的です。
立札に記載する内容は、基本的に以下の3つの要素で構成されます。
- ①お祝いの言葉（表書き）：何のお祝いかを示す言葉。「祝」「御祝」など。
- ②お届け先名：誰への贈り物かを示す名前。省略することも可能です。
- ③贈り主名：誰からの贈り物かを示す名前。最も重要な項目です。
これらの要素を、誰が見ても分かりやすく、そして失礼のないように記載する必要があります。
①お祝いの言葉（表書き）の書き方
立札の一番目立つ部分に、赤い文字で大きく記載します。
- 祝 御就任：最も一般的で、どんな役職にも使えます。
- 御祝：シンプルですが、丁寧な表現です。
- 祝 社長御就任：役職が明確な場合、このように具体的に書くとより丁寧です。
- 祝 御栄転：役職が上がり、勤務地も変わる栄転の場合に使います。
②お届け先名の書き方
表書きの次に、贈り先の会社名と、就任された方のお名前・新役職を記載します。
例：「〇〇株式会社 代表取締役社長 〇〇 〇〇 様」
ただし、たくさんの祝い花が届くような大きな会社の場合、お届け先名まで書くと文字が小さくなりすぎるため、あえて省略し、贈り主名だけを大きく記載するケースも多くあります。
これは、誰からの贈り物かを分かりやすくするための配慮であり、マナー違反ではありません。
③贈り主名の書き方
立札の中で最も重要な部分です。会社として贈る場合は、正式名称で会社名を記載し、代表者の役職と氏名を併記します。
例：「株式会社△△ 代表取締役 △△ △△」
部署や社員有志など、連名で贈る場合は、右から役職が上の人の名前を順に記載します。
人数が多くて書ききれない場合は「〇〇部一同」や「〇〇株式会社 社員有志」といった形でまとめるのがスマートです。
立札の注意点
- 名前の間違いは絶対にあってはなりません。特に、漢字の間違いは大変失礼にあたります。必ず事前に正確な情報を確認しましょう。
- お祝い事の立札に、句読点（「、」や「。」）は使いません。「区切りをつけない」という縁起を担ぐ意味合いがあります。
立札は、あなたのお祝いの気持ちを代弁する「顔」です。この書き方マナーを完璧にマスターして、心からの敬意と祝福の気持ちを正しく伝えましょう。
知っておくべき色のタブーや注意点
就任祝いの胡蝶蘭選びでは、良かれと思って選んだものが、意図せずマナー違反やタブーに触れてしまう可能性もゼロではありません。
お祝いの気持ちに水を差すことがないよう、事前に知っておくべき色のタブーや、贈る際の注意点について解説します。
これらのポイントを押さえておくことで、安心して贈り物を選ぶことができるようになります。
ラッピングの色に関するタブー
胡蝶蘭を贈る際には、鉢を美しく見せるためのラッピングが施されますが、このラッピングペーパーの色選びには注意が必要です。
・真っ赤なラッピングは避ける
お祝い事なので赤は縁起が良いように思えますが、ビジネスの世界では「赤字」や「火事」を連想させてしまうため、避けるのが無難とされています。
特に、就任祝いや開店祝いなど、これからの発展を願う贈り物では、赤一色のラッピングはタブー視される傾向にあります。
ただし、例外もあります。相手のコーポレートカラーが赤色である場合や、還暦祝い（60歳）を兼ねたお祝いの場合は、喜ばれることもあります。状況に応じた判断が必要ですが、基本的には避けた方が安全です。
・お悔やみを連想させる色は避ける
紫や紺、白黒といった色合いは、お葬式などのお悔やみの場面で使われることが多いため、お祝い事のラッピングにはふさわしくありません。
お祝い用のラッピングとしては、ゴールドやシルバー、あるいは淡いピンクや黄色など、明るく上品な色が好まれます。
贈るタイミングに関するマナー
胡蝶蘭を贈るタイミングも非常に重要です。
基本的には、就任の正式な発表があった後、就任日当日の午前中に届くように手配するのがベストです。
しかし、就任日当日は式典や挨拶回りで非常に忙しくされていることが多いため、前日までに届けるか、あるいは就任後、少し落ち着いたタイミング（就任から1週間以内）に贈るのも良い配慮です。
遅くとも、就任後2週間以内には届くようにしましょう。それ以上遅れると、お祝いの気持ちが伝わりにくくなってしまいます。
また、カレンダーを確認し、「仏滅」を避けて「大安」や「友引」に届くように手配すると、より丁寧な印象になります。
その他の注意点
・置き場所への配慮
あまりに大きすぎる胡蝶蘭は、相手のオフィスのスペースを圧迫し、かえって迷惑になってしまうことがあります。事前に贈り先のオフィスの広さを考慮し、適切なサイズの胡蝶蘭を選ぶ心遣いも大切です。
・香りの少ない花を選ぶ
胡蝶蘭は、その華やかな見た目に反して香りがほとんどないため、お祝いの贈り物として最適です。香りが強い花は人の好みが分かれるため、オフィスに飾る贈り物としては避けるのがマナーです。
これらのタブーや注意点をしっかりと守ることで、あなたの贈り物は相手に快く受け入れられ、お祝いの気持ちが真っ直ぐに伝わることでしょう。
最適な就任祝いの胡蝶蘭の色を選ぶポイント
これまで、就任祝いの胡蝶蘭の色選びに関する様々な情報とマナーについて解説してきました。
最後に、これまでの内容を総括し、あなたが最適な一鉢を自信を持って選ぶための、実践的な思考プロセスをポイントとしてまとめます。
この流れに沿って考えていけば、どんなシチュエーションでも間違うことなく、最高の贈り物を選ぶことができるはずです。
就任祝いの胡蝶蘭の色を選ぶという行為は、単に花を選ぶことではありません。
それは、相手への敬意、祝福、そして今後の良好な関係を願う気持ちを形にする、重要なコミュニケーションの一部なのです。
ステップ1：まず「関係性」と「相場」を明確にする
最初に考えるべきは、花の色ではありません。「誰に贈るのか」そして「いくらの予算で贈るのか」です。
相手が最重要取引先の社長なのか、親しい友人なのかで、選ぶべき胡蝶蘭の格は大きく変わります。
前述の相場表を参考に、相手との関係性に見合った予算を決定しましょう。ここが全ての土台となります。
ステップ2：「白色」を基本の選択肢とする
予算が決まったら、次に考えるべき基本の色は「白色」です。
白色は、フォーマル、清純、敬意の象徴であり、いかなるビジネスシーンにおいても失敗のない、最も安全で確実な選択肢です。
特に、相手の好みや会社の雰囲気が分からない場合や、少しでも色選びに迷いがある場合は、迷わず白色の胡蝶蘭を選びましょう。これは「無難」な選択ではなく、「最善」の選択である場合が多いのです。
ステップ3：付加価値として「他の色」を検討する
白色を基本とした上で、さらに相手に喜んでもらうための付加価値として、他の色を検討します。
- 相手が女性役員の場合や、華やかなお祝いムードを伝えたい場合 → 「ピンク」を検討する。
- 縁起の良さや、おめでたい雰囲気を強調したい場合 → 「紅白（リップ）」を検討する。
- 相手への特別な敬意や、他とは違う贈り物をしたい場合 → 「コーポレートカラー」をリサーチし、それに近い色やラッピングを選ぶことを検討する。
この段階は、あくまでプラスアルファの心遣いです。確信が持てない場合は、ステップ2の「白色」に戻るのが賢明です。
ステップ4：最終確認として「マナー」をチェックする
贈る胡蝶蘭の色とグレードが決まったら、最後にマナーの最終チェックを行います。
- 立札：表書きは適切か？相手と自分の名前、役職に間違いはないか？
- タイミング：届ける日時は就任日から離れすぎていないか？仏滅などを避ける配慮はできているか？
- ラッピング：タブーとされる色（真っ赤など）になっていないか？
この4つのステップを踏むことで、論理的かつ確実に、マナーに沿った最適な就任祝いの胡蝶蘭を選ぶことができます。
そして最も大切なことは、これらの選択の根底にある「お祝いの気持ち」です。
心を込めて選んだ胡蝶蘭は、その美しい花びら一枚一枚にあなたの祝福の想いを乗せて、相手の新たな門出を華やかに彩ってくれることでしょう。
本日のまとめ
- 就任祝いの胡蝶蘭の色選びは白色が最も定番でフォーマル
- 迷ったら白色の胡蝶蘭を選べばまず間違いない
- ピンク色の胡蝶蘭は華やかで女性への贈り物に特に喜ばれる
- 紅白のリップタイプは縁起が良くお祝いムードを高める
- 胡蝶蘭全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」で縁起が良い
- 白色の花言葉は「清純」で新たな門出にふさわしい
- 相手のコーポレートカラーを意識すると気の利いた贈り物になる
- 贈り物選びは相手との関係性を考慮することが第一歩
- 就任祝いの相場は3万円から5万円が一般的
- 重要な取引先へは5万円以上の格式高いものを選ぶ
- 立札は「誰からのお祝いか」を示す重要なマナー
- 立札の名前や役職は絶対に間違えてはいけない
- 真っ赤なラッピングは「赤字」を連想させるため避けるのが無難
- 贈るタイミングは就任日当日か就任後1週間以内がベスト
- 最適な胡蝶蘭選びはマナーと心遣いの両方が大切
| 【PR】大切な取引先へのお祝い、何を贈れば喜ばれるか悩んでいませんか？「花秘書」は、開店祝いや就任祝いなど、ビジネスシーンに特化したフラワーギフトの専門店です。 全国有数の生産者から直送される高品質な胡蝶蘭や、オフィスを彩る観葉植物、デザイナーによる華やかなアレンジメントまで、500点以上の豊富な品揃えが自慢です。 急なご入り用でも、専門スタッフがあなたの「秘書」として、マナーや立て札の書き方まで丁寧にサポート。贈る相手に失礼のない、最適なギフト選びをお手伝いします。 実際に贈られるお花の写真を確認できるサービスも、安心して任せられると好評です。お祝いの気持ちを最高のかたちで伝えるなら、ぜひ「花秘書」にご相談ください。下記リンクから、素敵なお花がすぐに見つかります。 |
〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
落成祝いの胡蝶蘭の贈り方｜マナーと相場を徹底解説
落成祝いの贈り物の完全ガイド｜マナーからおすすめ品まで解説
〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
参考サイト
就任祝いの胡蝶蘭、何を選べばいい？役職別おすすめと相場やマナー解説
【社長就任祝い】胡蝶蘭などの花を贈る際のマナーとは？タイミングや立て札の書き方も解説
就任や昇格のお祝いに贈る胡蝶蘭の色 – EFLA (エフラ)
お祝いに胡蝶蘭が選ばれる理由と、 胡蝶蘭を贈る際のマナー – お花の窓口
胡蝶蘭の色選びで失敗しない！意味と印象をTPOで使い分ける完全ガイド
コメント