こんにちは、管理人の胡蝶です
「せっかく頂いた胡蝶蘭、ミズゴケで植え替えたら根腐れしてしまった…」
そんな悔しい経験、あなたにもありませんか?
実は私も、過去に何度もミズゴケの水分調整に失敗して、大切な株をダメにしてしまった経験があるんです。
でも、ある時「ベラボン」という植え込み材料に出会ってから、嘘のように管理が楽になりました。
ベラボンは、ヤシの実のチップで作られた、清潔で通気性抜群の画期的な用土です。
この記事では、胡蝶蘭栽培におけるベラボンの魅力と、絶対に失敗しない植え替えテクニックを、私の失敗談も交えながら余すところなくお伝えします。
「もう胡蝶蘭を枯らしたくない!」と思っているあなたにとって、この記事が解決の糸口になるはずです。
◆このサイトでわかる事◆
- 胡蝶蘭にベラボンを使うと根腐れしにくい理由
- ミズゴケやバークと比較した時の決定的な違い
- 初心者が陥りやすいベラボンのデメリットと対策
- 写真がなくても分かる!失敗しない植え替え手順
- 「カッチカチ」に植えるのが成功の秘訣である理由
- 色で見極める!ベラボン特有の水やりタイミング
- 植え替え後の肥料や置き場所の管理方法

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胡蝶蘭のベラボンとは?
◆この章のポイント◆
- ベラボンが胡蝶蘭栽培で注目される理由
まずは、そもそも「ベラボン」とは何なのか、なぜ胡蝶蘭愛好家の間でこんなにも話題になっているのか、その正体に迫っていきましょう。
これを理解することで、あなたが今抱えている「根腐れへの恐怖」が少し和らぐはずです。
単なるヤシの実チップと侮ってはいけませんよ。
ベラボンが胡蝶蘭栽培で注目される理由
ベラボンとは、天然のヤシの実を加工して作られた植え込み材料のことです。
もともとはスリランカなどで廃棄されていたヤシ殻を有効活用しようとして生まれたものですが、これが胡蝶蘭にとって驚くほど快適な環境を作り出してくれるんです。
最大の特徴は、その構造にあります。
ベラボンは水を含むと膨張し、乾くと収縮するという性質を持っています。
この動きが鉢の中に適度な隙間を作り出し、根っこに新鮮な空気を送り込み続けてくれるのです。
胡蝶蘭の根は空気を好むため、常に湿っているミズゴケよりも、呼吸がしやすいベラボンの方が元気に育つことが多いのです。
まるで、根っこが深呼吸しているようなイメージですね。
私自身、初めて使ったときは「こんなにスカスカで大丈夫?」と不安になりましたが、根の張りの良さを見て納得しました。
初心者こそおすすめ!胡蝶蘭にベラボンを使う5つのメリット
◆この章のポイント◆
- 通気性が抜群で根腐れリスクが激減する
- 水を含んでも軽く移動が楽になる
- 手も部屋も汚れず清潔感が段違い
- 使用後は「燃えるゴミ」として捨てられる
- 3年以上長持ちして植え替え頻度が減る
「でも、プロはミズゴケを使ってるじゃない?」と思われるかもしれません。
確かにプロの生産者さんは管理が行き届いているのでミズゴケでも完璧に育てられますが、私たち家庭での栽培、特に初心者にとってはベラボンのメリットの方が圧倒的に大きいのです。
ここでは、私が実際に使って感じた5つの大きな利点をご紹介します。
通気性が抜群で根腐れリスクが激減する
胡蝶蘭を枯らす原因のナンバーワンは、間違いなく「水のやりすぎによる根腐れ」ですよね。
ミズゴケは一度濡れるとなかなか乾かず、鉢の中がジメジメしがちです。
しかし、ベラボンは水はけが非常に良く、余分な水分を保持しません。
そのため、ついつい水をやりすぎてしまう「お世話好き」な方でも、根腐れさせる方が難しいとさえ言われるほどです。
鉢の中の空気が常に入れ替わるので、根が窒息するのを防いでくれます。
この安心感は、何物にも代えがたいですよ。
実際、私が知人にベラボンを勧めたところ、「初めて胡蝶蘭を翌年も咲かせられた!」と喜んでいました。
まさに、初心者殺しの根腐れから解放される最強のツールと言えるでしょう。
水を含んでも軽く移動が楽になる
意外と見落とされがちですが、鉢の「重さ」は日々の管理において重要です。
素焼き鉢に濡れたミズゴケだと、ずっしりと重くて移動が億劫になりますよね。
ベラボンは非常に軽量な素材なので、水を含んでもそこまで重くなりません。
冬場は日当たりの良い窓辺へ、夜は部屋の中央へ、とこまめに移動させてあげる際も、手首への負担が少ないのは嬉しいポイントです。
特に透明なプラスチック鉢(ポリポット)と組み合わせると、驚くほど軽くなります。
これなら、毎日の観察も苦になりませんね。
手も部屋も汚れず清潔感が段違い
室内で植物を育てる時、土で床が汚れるのは嫌ですよね。
ベラボンはヤシの実チップなので、触っても手が泥だらけになることはありません。
万が一こぼしても、サッと拾って戻すか、掃除機で吸えばOKです。
また、有機質ですが腐りにくく、虫が湧きにくいというのも、リビングに置く胡蝶蘭としては大きなメリットです。
清潔感を保ちながらグリーンを楽しめるのは、現代の住宅事情にぴったり合っています。
使用後は「燃えるゴミ」として捨てられる
園芸の悩みで多いのが「土の処分方法」です。
多くの自治体では土はゴミとして出せませんが、ベラボンは植物由来なので「燃えるゴミ」として簡単に出せます。
これは、都会のマンション暮らしの方にとっては、革命的とも言えるメリットではないでしょうか。
植え替えのたびに古い土の処分に頭を抱える必要がなくなるんです。
私自身、ベラボンに変えてから植え替えの心理的ハードルがグッと下がりました。
3年以上長持ちして植え替え頻度が減る
ミズゴケは1〜2年で腐敗し始め、酸性化して根を傷めるため、頻繁な植え替えが必要です。
一方、ベラボンはヤシの実の繊維に含まれる「リグニン」のおかげで非常に腐りにくい性質を持っています。
環境にもよりますが、3年〜5年ほどはそのまま使い続けることができます。
植え替えは胡蝶蘭にとってもストレスになる作業なので、その回数を減らせることは、株の健康維持にも直結します。
手間が減って株も元気になるなんて、一石二鳥ですよね。
買ってから後悔しないために知っておくべきデメリットと対策
◆この章のポイント◆
- 初期の水やりで水を弾きやすい問題
- 植え付けが甘いと株がグラグラする
- 乾きが早いので水やり頻度は増えるかも
良いこと尽くしに見えるベラボンですが、正直に言えばデメリットも存在します。
これを知らずに使うと、「やっぱりミズゴケにしておけば良かった…」と後悔することになりかねません。
でも安心してください。
ここで紹介する対策を知っていれば、どれも簡単にクリアできる問題ばかりです。
初期の水やりで水を弾きやすい問題
新品のベラボンは乾燥しており、使い始めは水を弾いてしまいがちです。
上から水をかけても、スーッと抜けてしまい、中まで浸透しないことがあります。
これを防ぐためには、植え付ける前に一晩水に漬け込んで、しっかりと水を吸わせておくことが重要です。
これをサボると、植え替え直後に株が水不足になってしまいます。
最初は「あく抜き」も兼ねて水洗いし、十分に湿らせてから使いましょう。
植え付けが甘いと株がグラグラする
ベラボンはチップ状なので、ミズゴケのように長く繋がりません。
そのため、詰め方が甘いと株が固定されず、グラグラして根が落ち着かないことがあります。
胡蝶蘭は根が動くのを極端に嫌います。
対策としては、親の仇かと思うくらい硬く詰めることです。
「こんなに押し込んで根が潰れない?」と心配になるくらいで丁度いいのです。
後ほどの植え替え手順で詳しく解説しますね。
| POINT ベラボン植えの最大の失敗原因は「詰め込み不足」です。 鉢を持ち上げてもベラボンが落ちてこないレベルを目指しましょう。 グラつきは根の成長を止めてしまいます。 |
乾きが早いので水やり頻度は増えるかも
通気性が良いということは、裏を返せば「乾きが早い」ということです。
特に夏場はミズゴケよりも頻繁な水やりが必要になる場合があります。
しかし、これは「根腐れしにくい」というメリットとのトレードオフです。
忙しくて水やりを忘れがちな方は、透明な鉢を使って中の乾き具合を確認しやすくするか、少し大きめの鉢を使うなどの工夫で対応できます。
個人的には、水やりの回数が増える=植物と触れ合う時間が増えるとポジティブに捉えています。
失敗なし!胡蝶蘭のベラボン植え替え手順を徹底解説
◆この章のポイント◆
- 準備するものとベラボンのサイズ選び
- 【最重要】植える前に必ず水に漬け込む
- 古いミズゴケや傷んだ根の処理方法
- 隙間なく「カッチカチ」に詰め込むコツ
お待たせしました。
いよいよ実践編です。
ここでは、初めての方でも迷わずできるように、ステップバイステップで解説していきます。
この手順通りにやれば、誰でもプロ並みの植え替えができますよ。
準備するものとベラボンのサイズ選び
まずは道具を揃えましょう。
- ベラボン・プレミアム(または専用のサキュレント):サイズはMサイズが標準的でおすすめです。
- 透明なポリポット:根の状態や乾き具合が見えるので、初心者は必須です。
- ハサミ:根を切るために、消毒済みのものを用意してください。
- 割り箸などの棒:ベラボンを突き込むに便利です。
- バケツ:水漬け用です。
ベラボンのサイズですが、胡蝶蘭にはMサイズ(中粒)が最も使いやすく、通気性と保水性のバランスが良いです。
Lサイズだと隙間ができすぎて乾きすぎ、Sサイズだと詰まりすぎる恐れがあります。
【最重要】植える前に必ず水に漬け込む
作業の30分〜1時間前(できれば前日)に、使う分のベラボンをバケツの水に漬けておきます。
ベラボンが水を吸って膨らむのを待つためです。
乾燥したまま植えると、後で水をやった時に膨張して鉢がパンパンになったり、逆に水を吸わなかったりとトラブルの元になります。
茶色い水が出ますが、これはヤシのアクですので、一度ざるに上げて軽く洗い流すと、より清潔で使いやすくなります。
古いミズゴケや傷んだ根の処理方法
ポットから胡蝶蘭を抜き、古いミズゴケを全て取り除きます。
根を傷つけないように優しく、しかし確実に全部取ってください。
ピンセットを使うと細かい部分も綺麗に取れます。
次に、黒くなってスカスカしている死んだ根をハサミで切り落とします。
触って硬い根だけを残すのがポイントです。
健康な根が3本もあれば十分復活しますから、思い切って整理してしまいましょう。
隙間なく「カッチカチ」に詰め込むコツ
ここが一番の山場です。
湿らせたベラボンを鉢底に少し入れ、根を広げるようにして株をセットします。
そして、周りからベラボンを流し込んでいくのですが、ただ入れるだけでは不十分です。
親指や棒を使って、鉢の縁に沿ってギュッギュッと強く押し込んでください。
「根が潰れるのでは?」と怖がらず、鉢が変形するくらい詰め込みます。
最後に株を持って持ち上げた時、鉢が抜け落ちなければ合格です。
これが「カッチカチ植え」です。
この硬さが株を安定させ、根の活着を早めます。
| POINT 詰め込みが甘いと、水やりのたびにベラボンが浮いてきてしまいます。 指が入らなくなるまで、徹底的に詰め込みましょう。 これがベラボン植え成功の最大の秘訣です。 |
ベラボン植え胡蝶蘭の水やりと日々の管理方法
◆この章のポイント◆
- 表面の色で見極める水やりのタイミング
- バケツにドボン?具体的な水やりのやり方
- 肥料の与え方と置き場所の注意点
植え替えお疲れ様でした!
でも、本当の勝負はここからです。
ベラボンはミズゴケとは水の管理が少し違います。
慣れてしまえばとても簡単なので、そのコツを掴んでおきましょう。
表面の色で見極める水やりのタイミング
ベラボンの素晴らしいところは、乾き具合が色で一目瞭然なところです。
水を含んでいる時は濃い茶色をしていますが、乾いてくると明るい薄茶色に変化します。
表面だけでなく、透明ポットの側面を見て、中の方まで白っぽく乾いているのを確認してから水をあげてください。
「まだ湿ってるかな?」と迷ったら、もう1日待つのが胡蝶蘭栽培の鉄則です。
乾燥には強いので、多少水やりが遅れても枯れることはありません。
バケツにドボン?具体的な水やりのやり方
ベラボンは上から水をかけても、水路ができてそのまま下に抜けてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、バケツに水を張り、鉢ごと数分間沈める「ドブ漬け(ソーキング)」です。
これなら、中のベラボン全体に均一に水を吸わせることができます。
5分ほど漬けたら引き上げて、しっかりと水を切ります。
この時、鉢底から空気が入り込み、根のリフレッシュにもなります。
忙しい時は上からの水やりでも構いませんが、時々このドブ漬けをしてあげると機嫌が良くなりますよ。
肥料の与え方と置き場所の注意点
植え替え直後1ヶ月は、根がダメージを受けているので肥料は与えません。
新しい根が伸びてきたのを確認してから、薄めた液体肥料を水やりの代わりに与えましょう。
ベラボン自体には栄養分がないので、成長期(春〜秋)には定期的な施肥が必要です。
置き場所は、直射日光の当たらない明るい窓辺がベストです。
風通しが良い場所を好むのはミズゴケと同じですが、ベラボンは通気性が良いので、エアコンの風が直接当たる場所だと乾燥しすぎるので注意してください。
| POINT 肥料は「濃く」より「薄く回数多く」が基本です。 規定量の倍くらいに薄めたものを使いましょう。 元気がない時は肥料ではなく「水だけ」にするのが回復の近道です。 |
胡蝶蘭とベラボンの相性まとめ
本日のまとめ
- ベラボンは通気性抜群で初心者でも根腐れを防げる
- ヤシの実チップなので清潔で室内管理に最適
- 使用後は燃えるゴミとして簡単に捨てられる
- 3年以上長持ちするので植え替えの手間が減る
- 軽くて持ち運びが楽なので日々の管理がしやすい
- 植え付け時は事前に水に漬けて吸水させておく
- 鉢が変形するくらい硬く詰めて株を固定する
- 水やりはベラボンが白っぽく乾いてから行う
- バケツに漬ける「ドブ漬け」が水やりに効果的
- 透明ポットを使うと根の状態が見えて安心
- 植え替え直後は肥料を与えず水だけで様子を見る
- Mサイズのベラボンが胡蝶蘭にはベストマッチ
- ミズゴケ栽培で失敗した人こそ試す価値あり
- 根が空気を求めて元気に伸びるのが実感できる
- ベラボンに変えれば胡蝶蘭栽培はもっと楽しくなる
参考サイト
フジック(ベラボン製造元)公式サイト
みんなの趣味の園芸(NHK出版)
胡蝶蘭の育て方.com
プロが教える洋ラン栽培テクニック
園芸ガイドONLINE


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