こんにちは、管理人の胡蝶です
お祝いの贈り物として、あるいは特別な空間を彩る存在として、多くの人々を魅了し続ける胡蝶蘭。
その中でも、ひときわ豪華で圧倒的な存在感を放つのが大輪の胡蝶蘭です。
しかし、いざ胡蝶蘭の大輪の品種を選ぼうとすると、その種類の多さに驚かれる方も少なくないでしょう。
どのような色があるのか、値段の相場はどのくらいなのか、そして有名な品種にはどんな特徴があるのか、疑問は尽きません。
また、せっかくの美しい胡蝶蘭を長く楽しむためには、基本的な育て方の知識も不可欠です。
この記事では、お祝いのギフト選びで失敗しないために、胡蝶蘭の大輪の品種に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。
人気の白やピンク、縁起が良いとされるリップといった色の違いから、花のサイズ感、さらにはV3やアマビリスといった具体的な品種の特徴まで、詳しくご紹介します。
この記事を読めば、あなたの目的や贈る相手にぴったりの、最高の胡蝶蘭を見つけることができるでしょう。
◆このサイトでわかる事◆
- 胡蝶蘭の大輪で人気の品種がわかる
- 色ごとの胡蝶蘭の特徴を理解できる
- 値段やサイズの相場がわかる
- V3など有名な品種について知れる
- 大輪とアマビリスなど他サイズとの違いがわかる
- 基本的な育て方のコツがわかる
- お祝いシーンに最適な選び方が身につく

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贈答用で人気な胡蝶蘭の大輪の品種の選び方

◆この章のポイント◆
- 祝いの席で定番の白い胡蝶蘭
- 華やかなピンク色の胡蝶蘭も人気
- 紅白で縁起が良いリップの胡蝶蘭
- 花の大きさで異なる胡蝶蘭のサイズ
- 気になる胡蝶蘭の値段の相場とは
祝いの席で定番の白い胡蝶蘭
お祝いの贈り物として胡蝶蘭を選ぶ際に、最も定番で人気が高いのが白い大輪の胡蝶蘭です。
その理由は、白という色が持つ特別なイメージと、どんなシーンにもマッチする汎用性の高さにあります。
白色は「清純」「純粋」といった花言葉を持ち、その清潔感あふれる佇まいは、神聖で高貴な雰囲気を演出します。
このことから、フォーマルなお祝いの場に最もふさわしい色として、古くから多くの人々に選ばれてきました。
例えば、企業の発展を祝う開店祝いや開業祝い、オフィスの移転祝い、そして栄誉を称える就任祝いや昇進祝いなど、ビジネスシーンでの贈答品として絶大な信頼を得ています。
白い胡蝶蘭がずらりと並んだ光景は、まさに圧巻であり、お祝いの気持ちを最大限に表現することができるでしょう。
また、結婚式のお祝いとしても白い胡蝶蘭は最適です。
花嫁の純潔を象徴する色として、会場を華やかに、そして厳かに彩ります。
一方で、白い胡蝶蘭はお祝いの席だけでなく、お悔やみの場面でも用いられることがあります。
故人を偲び、哀悼の意を表すお供えの花として、その清らかな白さが静かに寄り添います。
このように、お祝いからお供えまで、幅広い用途に対応できるのが白い胡蝶蘭の最大の強みと言えるでしょう。
代表的な品種としては、「白大輪」として流通しているものが一般的ですが、生産者によって花の大きさや形、花持ちの良さなどが異なります。
特に高品質なものでは、花びらが肉厚で、純白の色が際立ち、見る者を魅了します。
贈り物として白い胡蝶蘭の大輪の品種を選ぶ際には、花の輪数や本数も重要なポイントになります。
一般的には3本立ちや5本立ちが人気で、輪数が多ければ多いほど、より豪華で立派な印象を与えます。
どのようなお祝いのシーンで贈るか、そして届け先のスペースなどを考慮して、最適なものを選ぶことが大切です。
もし色選びに迷ったなら、まずは定番の白い胡蝶蘭を検討することをおすすめします。
その普遍的な美しさは、きっと贈る相手に喜ばれるに違いありません。
華やかなピンク色の胡蝶蘭も人気
白い胡蝶蘭がフォーマルで格調高い印象を与えるのに対し、ピンク色の胡蝶蘭は優しく華やかな雰囲気を持ち、こちらも非常に人気の高い選択肢です。
ピンク色は「あなたを愛します」という情熱的な花言葉を持ち、見る人の心を温かく、そして明るくしてくれます。
その愛らしい色合いから、特に女性への贈り物として絶大な支持を集めています。
例えば、母の日のプレゼントとして、日頃の感謝の気持ちを込めて贈るのに最適です。
また、誕生日や結婚記念日といったプライベートなお祝いのシーンでも、ピンクの胡蝶蘭はその場を一層華やかに演出してくれるでしょう。
ピンクの胡蝶蘭と一言でいっても、その色合いは実に多彩です。
淡い桜のような優しいピンクから、目の覚めるような濃いビビッドなピンクまで、様々な品種が存在します。
淡いピンクは、上品で可愛らしい印象を与え、どんなインテリアにも馴染みやすいのが特徴です。
一方で、濃いピンクは存在感があり、お祝いの気持ちをより情熱的に伝えたい場合に適しています。
贈る相手のイメージや、お祝いの趣旨に合わせて色合いを選ぶのも、胡蝶蘭選びの楽しみの一つです。
ビジネスシーンにおいても、ピンクの胡蝶蘭が活躍する場面は少なくありません。
例えば、アパレルショップや美容サロン、カフェなどの開店祝いに贈れば、お店の華やかな雰囲気を一層引き立てることができます。
また、長寿のお祝い、特に還暦や古希、喜寿などでも、明るく元気なイメージのピンク色は大変喜ばれます。
代表的な品種には、淡いピンクが美しい「さくらひめ」や、濃いピンクが特徴的な品種など、数多くのバリエーションがあります。
品種によって花の大きさや形、花弁の模様なども異なるため、カタログや店頭でじっくりと見比べてみるのも良いでしょう。
白い胡蝶蘭と同様に、3本立ちや5本立ちが一般的で、輪数が増えるほど豪華さが増します。
個人間のギフトであれば、少し小ぶりなサイズを選ぶなど、TPOに合わせた選択が可能です。
フォーマルな白とは一味違った、心華やぐピンクの胡蝶蘭。
大切な人への特別な想いを伝える贈り物として、これ以上ないほどふさわしい花と言えるのではないでしょうか。
紅白で縁起が良いリップの胡蝶蘭
胡蝶蘭の中でも、特に縁起の良さで選ばれるのが「リップ」と呼ばれる品種です。
リップとは、胡蝶蘭の中心にある唇弁(しんべん)と呼ばれる部分にだけ色が乗っている品種のことを指します。
最もポピュラーなのは、白い花びらの中心に赤いリップを持つタイプで、その配色はまさにお祝いの席にふさわしい「紅白」そのものです。
この紅白の色合いは、日本では古くからおめでたいものの象徴とされており、お祝い事には欠かせない組み合わせです。
そのため、リップタイプの胡蝶蘭は、他のお祝い花と差をつけたい場合や、より一層おめでたい雰囲気を強調したい場合に最適な選択と言えるでしょう。
特に、選挙の当選祝いや、コンクールでの受賞祝い、周年記念など、目標達成や新たな門出を祝うシーンで大変人気があります。
「これからの発展を祈願する」という気持ちを込めて贈るのに、これほどふさわしい胡蝶蘭はありません。
白い胡蝶蘭の清潔感と、赤いリップの華やかさを併せ持っているため、フォーマルな場にも、少しカジュアルなお祝いの席にもマッチします。
遠くから見ると白い胡蝶蘭のように見えますが、近づいて見ると中心の赤がアクセントとなり、上品ながらも印象的な美しさを放ちます。
このさりげない華やかさが、多くの人に愛される理由の一つです。
リップタイプの胡蝶蘭は、品種改良によって様々なバリエーションが生み出されています。
赤リップが最も有名ですが、その他にもピンクのリップや黄色のリップを持つ品種も存在し、それぞれ異なる魅力を楽しむことができます。
代表的な赤リップの品種としては「V3(ブイスリー)」のリップタイプや、「アマビリス」を元にした改良品種などがあります。
品質の高いリップの胡蝶蘭は、リップの色が鮮やかで、にじみがなくくっきりとしているのが特徴です。
贈答用として選ぶ際には、このような点にも注目してみると良いでしょう。
選び方のポイントとしては、白い胡蝶蘭やピンクの胡蝶蘭と同様に、用途に合わせて本数や輪数を選びます。
ビジネスシーンでの格式高いお祝いであれば5本立ち以上の豪華なものを、個人間のギフトであれば3本立ちなどを選ぶのが一般的です。
縁起の良さと見た目の美しさを兼ね備えたリップの胡蝶蘭は、贈る側のセンスの良さも伝わる、ワンランク上の贈り物となるはずです。
花の大きさで異なる胡蝶蘭のサイズ
胡蝶蘭を選ぶ際、色や値段と並んで重要なのが「サイズ」です。
胡蝶蘭は花の大きさによっていくつかの種類に分類され、それぞれに特徴や適した用途があります。
一般的に、胡蝶蘭のサイズは「大輪」「中大輪(ミディ)」「ミニ」の3つに大別されます。
それぞれの違いを理解することで、贈るシーンや設置場所に合わせて最適な一鉢を選ぶことができます。
- 大輪胡蝶蘭
- 中大輪(ミディ)胡蝶蘭
- ミニ胡蝶蘭
大輪胡蝶蘭
花の直径が10cmから15cmほどにもなる、最も豪華で一般的なタイプです。
テレビなどで開店祝いのシーンに飾られている胡蝶蘭のほとんどがこの大輪にあたります。
茎も太く、全体の高さも70cmから1m近くになるものもあり、圧倒的な存在感と格調高い雰囲気が魅力です。
法人向けのフォーマルな贈答品として最も人気があり、開業祝い、就任祝い、上場祝いなど、特別なお祝いのシーンに選ばれます。
その豪華さから、お祝いの気持ちを最大限に表現することができるでしょう。
中大輪(ミディ)胡蝶蘭
花の直径が6cmから12cm程度で、大輪とミニの中間に位置するサイズです。
大輪ほどの威圧感はなく、しかしミニよりも華やかさがあるため、近年非常に人気が高まっています。
品種が豊富で、白やピンクだけでなく、黄色やオレンジ、グリーン系など、カラフルな色合いを楽しめるのもミディ胡蝶蘭の魅力です。
個人の誕生日プレゼントや母の日、また、オフィスの受付や応接室に飾るなど、比較的スペースが限られた場所への贈り物としても適しています。
ミニ胡蝶蘭
花の直径が3cmから6cm程度の、最もコンパクトなサイズの胡蝶蘭です。
テーブルの上や窓辺にも気軽に飾れる手軽さから、自宅観賞用や、親しい友人へのちょっとしたプレゼントとして人気があります。
小さくても花持ちの良さは大輪と変わらず、長く楽しめるのも嬉しいポイントです。
この記事で主に扱っている「胡蝶蘭の大輪の品種」は、この中で最も大きく豪華なタイプを指します。
贈り物として選ぶ際には、届け先のスペースを考慮することが大切です。
例えば、個人宅や小規模な店舗へ贈る場合に、あまりに大きな大輪の5本立ちなどを選ぶと、かえって置き場所に困らせてしまう可能性もあります。
事前に届け先の状況を確認するか、迷った場合は少しコンパクトな3本立ちや、中大輪(ミディ)サイズを選ぶといった配慮も必要です。
以下の表に、それぞれのサイズの特徴をまとめました。
サイズの種類 | 花の大きさ(直径) | 全体の高さ(目安) | 主な用途 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
大輪 | 10cm ~ 15cm | 70cm ~ 100cm | 法人ギフト、フォーマルなお祝い | 最も豪華で存在感がある |
中大輪(ミディ) | 6cm ~ 12cm | 50cm ~ 70cm | 個人ギフト、省スペースの場所に | 品種や色が豊富で飾りやすい |
ミニ胡蝶蘭 | 3cm ~ 6cm | 30cm ~ 50cm | 自宅観賞用、カジュアルなギフト | コンパクトで手軽に楽しめる |
気になる胡蝶蘭の値段の相場とは
胡蝶蘭を贈り物として選ぶ上で、最も気になる点の一つが値段の相場ではないでしょうか。
胡蝶蘭の価格は、決して安いものではありませんが、その値段はいくつかの要因によって決まります。
価格が決まる仕組みを理解することで、予算に合わせて納得のいく一鉢を選ぶことができます。
胡蝶蘭の値段を左右する主な要素は、以下の通りです。
- 本数(〇本立ち)
- 花の輪数
- 花の大きさ(大輪・ミディなど)
- 品種や色
- 品質(生産者)
本数(〇本立ち)
一つの鉢に植えられている株の数を「本立ち」と呼びます。
一般的に贈答用として人気なのは「3本立ち」や「5本立ち」です。
当然ながら、本数が多くなるほどボリュームが増し、価格も高くなります。
7本立ちや10本立ちといった、さらに豪華なものも存在します。
花の輪数
1本の茎についている花の数(つぼみを含む)も、価格を決定する重要な要素です。
同じ3本立ちでも、1本あたりの輪数が多ければ多いほど、より豪華に見え、価格も上がります。
例えば、「3本立ち30輪以上」といった表記で販売されています。
花の大きさ(大輪・ミディなど)
前述の通り、花の大きさも価格に影響します。
一般的に、花の大きな大輪胡蝶蘭が最も高価で、次いで中大輪(ミディ)、ミニの順になります。
品種や色
定番の白やピンクに比べ、生産に手間がかかる珍しい品種や、特殊な色(黄色や青など)の胡蝶蘭は価格が高くなる傾向があります。
また、V3に代表されるようなブランド品種も、一般的な品種より高価です。
では、具体的な相場はどのくらいなのでしょうか。
以下に、最も一般的な「大輪胡蝶蘭」の値段の目安を表にまとめました。
本数 | 輪数(目安) | 値段の相場 | 主な用途 |
---|---|---|---|
3本立ち | 30輪~40輪程度 | 20,000円 ~ 35,000円 | 開店祝い、移転祝い、個人ギフトなど |
5本立ち | 50輪~65輪程度 | 30,000円 ~ 50,000円 | 就任祝い、上場祝い、大規模なパーティーなど |
7本立ち以上 | 70輪以上 | 60,000円 ~ | 特に重要なお祝い、特別なイベントなど |
※上記はあくまで目安であり、販売店や品質によって価格は変動します。
一般的に、法人ギフトとしては2万円から3万円台の3本立ちが最も多く選ばれています。
特に重要な取引先への贈り物や、ライバル企業からも花が届くような場面では、見劣りしないように5本立ち以上のものを選ぶと良いでしょう。
個人間の贈り物であれば、1万円台から購入できる中大輪(ミディ)タイプも人気です。
予算を決める際には、贈る相手との関係性や、お祝いの重要度を考慮して選ぶことが大切です。
安すぎるものを選ぶと、かえって失礼にあたる場合もあるため、相場を理解した上で、ふさわしい価格帯の胡蝶蘭を選びましょう。
代表的な胡蝶蘭の大輪の品種と育て方のコツ
◆この章のポイント◆
- 有名なV3など特別な品種について
- アマビリスはミディで大輪と違う種類
- さまざまな胡蝶蘭の種類と特徴
- 基本的な胡蝶蘭の育て方のポイント
- 贈り物に最適な胡蝶蘭の大輪の品種の選び方
有名なV3など特別な品種について
胡蝶蘭の大輪の品種の中でも、ひときわ特別な存在として知られているのが「V3(ブイスリー)」です。
V3は、正式名称を「ファレノプシス・タイスコ・V3」と言い、数々の品評会で最高位の賞を受賞してきた、まさに胡蝶蘭界の王様とも言える品種です。
なぜV3がこれほどまでに高く評価され、特別な存在として扱われるのでしょうか。
その理由は、他の品種を圧倒するいくつかの優れた特徴にあります。
V3の主な特徴
- 花の大きさと厚み:V3の花は、大輪の中でも特に大きく、直径が13cmから15cmにも及びます。さらに、花びらが非常に肉厚で、純白の色と相まって重厚感と高級感を醸し出します。
- 花の並びの美しさ:V3の最大の特徴ともいえるのが、花が左右対称に、まるで蝶が整然と並んで飛んでいるかのように美しく配列される点です。この均整の取れた花の並びは、他の品種ではなかなか見られず、芸術品のような気品を漂わせます。
- 圧倒的な輪数と花持ち:1本の茎につく花の数が非常に多く、5本立ちにもなると100輪を超えることも珍しくありません。また、非常に花持ちが良く、適切な環境であれば2ヶ月以上もその美しい姿を保ち続けます。
- 希少性:V3は栽培が難しく、生産できる農園も限られています。そのため、市場に出回る量が少なく、希少価値が非常に高い品種です。
これらの特徴から、V3は「最高級の胡蝶蘭」として認識されており、価格も他の大輪胡蝶蘭と比較して高価です。
特に、企業の社長就任祝いや上場記念、政治家の当選祝いなど、絶対に失敗できない、最高級の贈り物が求められる場面で選ばれています。
V3を贈ることは、相手への最大限の敬意とお祝いの気持ちを示すことに繋がります。
V3以外の特別な大輪品種
V3はあまりにも有名ですが、それ以外にも優れた特徴を持つ特別な大輪品種は存在します。
品種名 | 特徴 |
---|---|
ダイヤモンドスター | 花びらの表面にラメのような輝きがあるのが特徴。光の当たり方でキラキラと輝き、非常に美しいと人気があります。 |
キングアマリ | 非常に大きな花を咲かせることで知られ、その名の通り王様のような風格を持つ品種。ボリュームとインパクトを重視する場合におすすめです。 |
アポロン | ほんのりと黄色がかったクリーム色の花を咲かせる珍しい品種。白い胡蝶蘭とは一味違った、優しく上品な印象を与えます。 |
これらの特別な品種は、いずれも生産量が少なく、一般的な園芸店ではなかなか手に入らないことが多いです。
購入を希望する場合は、高品質な胡蝶蘭を専門に扱う通販サイトや、受賞歴のある優良な生産農園に直接問い合わせるのが確実です。
特別な想いを込めた贈り物として、このようなこだわりの品種を選んでみるのはいかがでしょうか。
その美しさと希少性は、きっと受け取った方の心に深く刻まれることでしょう。
アマビリスはミディで大輪と違う種類
胡蝶蘭について調べていると、「アマビリス」という名前を目にすることがよくあります。
アマビリスは、実は現在流通している多くの美しい胡蝶蘭の元となった、原種の一つです。
インドネシアやフィリピンなどの熱帯アジアに自生しており、その清楚で可憐な姿から、多くの育種家たちを魅了し、数々の品種改良の親として用いられてきました。
ここで重要なポイントは、原種のアマビリスや、それに近い品種は、花の大きさが5cm前後の中大輪(ミディ)サイズであるということです。
つまり、この記事で主に紹介している花径10cm以上の「大輪」とは、種類が異なります。
しかし、アマビリスはその優れた性質から、大輪品種を生み出すための交配親としても非常に重要な役割を果たしてきました。
そのため、「アマビリス系」として、大輪でありながらアマビリスの持つ強健さや花付きの良さを受け継いだ品種も存在します。
一般的に「アマビリス」として販売されているものは、ミディサイズの胡蝶蘭を指すことが多いので、大輪の胡蝶蘭を探している場合は注意が必要です。
では、大輪胡蝶蘭とミディ胡蝶蘭であるアマビリスでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
以下の表で比較してみましょう。
比較項目 | 大輪胡蝶蘭 | ミディ胡蝶蘭(アマビリスなど) |
---|---|---|
花の大きさ | 直径10cm~15cm | 直径5cm~8cm程度 |
見た目の印象 | 豪華、フォーマル、圧巻 | 可憐、カジュアル、飾りやすい |
全体のサイズ | 高さ70cm~100cmと大きい | 高さ50cm~70cmと比較的コンパクト |
主な用途 | 法人向けのフォーマルな贈答 | 個人向けのギフト、自宅観賞用 |
価格帯 | 比較的高価(2万円~) | 比較的安価(1万円前後~) |
このように、大輪とアマビリス(ミディ)では、見た目の印象から用途、価格帯まで大きく異なります。
どちらが良い・悪いというわけではなく、それぞれの良さがあります。
例えば、企業の盛大なお祝いには豪華な大輪がふさわしいですし、友人の誕生日プレゼントや自宅のインテリアとして楽しむなら、飾りやすくて可愛いアマビリスのようなミディタイプが最適です。
特にアマビリスは、原種に近いことから非常に丈夫で育てやすく、花付きも良いことで知られています。
初めて胡蝶蘭を育てる方にもおすすめの品種です。
胡蝶蘭を選ぶ際には、単に「胡蝶蘭」として探すのではなく、「大輪」なのか「ミディ(アマビリスなど)」なのか、サイズ感を意識することが、目的や用途に合った最適な一鉢を見つけるための重要な鍵となります。
さまざまな胡蝶蘭の種類と特徴
これまで、胡蝶蘭の大輪の品種を色やサイズ、有名な品種といった切り口でご紹介してきましたが、胡蝶蘭の世界はさらに奥深く、多種多様な魅力に満ちています。
ここでは、定番の白やピンク、リップ以外にも、知っておくと胡蝶蘭選びがもっと楽しくなる、さまざまな種類とその特徴について解説します。
色で見る珍しい胡蝶蘭
- 黄色の胡蝶蘭:「金運アップ」や「商売繁盛」といった縁起の良いイメージから、開店祝いや開業祝いに人気があります。空間をパッと明るくするビタミンカラーが魅力で、代表的な品種に「フォーチュンザルツマン」などがあります。
- 青色・紫色の胡蝶蘭:自然界には存在しない青色の胡蝶蘭は、白い胡蝶蘭に特殊な染料を吸わせることで作られます。その神秘的で高貴な色合いは、サプライズギフトや、企業のコーポレートカラーに合わせて贈る際に大変喜ばれます。「ブルーエレガンス」や「パープルエレガンス」といった商品名で流通しています。
- グリーン系の胡蝶蘭:爽やかで清涼感のあるグリーン系の胡蝶蘭は、ナチュラルで落ち着いた雰囲気が魅力です。甘い香りがする品種もあり、リラックス効果も期待できるかもしれません。お洒落なカフェやインテリアショップへの贈り物としても人気です。
形で見る個性的な胡蝶蘭
- セミアルバ:リップ(唇弁)以外の花弁に、点や筋状の模様が入る品種のことを指します。個性的な模様が、他の胡蝶蘭にはない独特の美しさを生み出します。
- カスケード仕立て:胡蝶蘭の茎を、ワイヤーなどを使って滝(カスケード)のように流れるように仕立てたスタイルです。優雅で動きのあるデザインが特徴で、空間をより一層華やかに演出します。
これらの多様性は、長年にわたる育種家たちの情熱と品種改良の賜物です。
胡蝶蘭の原種は世界に50種以上あるとされ、それらを交配させることで、花の大きさ、色、形、香り、育てやすさなど、様々な特徴を持つ新しい品種が次々と生み出されてきました。
最近では、香りのある胡蝶蘭や、より育てやすい品種の開発も進んでいます。
このように多種多様な選択肢があるからこそ、贈る相手の個性や好み、伝えたいメッセージに合わせて、最適な一鉢を選ぶことができます。
例えば、「他とは違う特別な贈り物をしたい」と考えるなら青色の胡蝶蘭を、「ナチュラルな雰囲気が好きな方へ」ならグリーン系の胡蝶蘭を選ぶ、といった具合です。
定番の胡蝶蘭の大輪の品種も素晴らしいですが、少し視野を広げてみると、さらに魅力的な胡蝶蘭との出会いが待っているかもしれません。
胡蝶蘭を選ぶ際には、ぜひ様々な種類を比較検討し、あなただけの特別な一鉢を見つけてみてください。
基本的な胡蝶蘭の育て方のポイント
高価で美しい胡蝶蘭を贈られたり、購入したりした後、「この後どうやってお世話をすればいいのだろう」と不安に思う方は少なくありません。
しかし、胡蝶蘭はいくつかの基本的なポイントさえ押さえれば、初心者でも意外と簡単に長く楽しむことができる植物です。
ここでは、胡蝶蘭を美しく保つための育て方の基本をご紹介します。
置き場所
胡蝶蘭の生育にとって最も重要なのが置き場所です。
- 光:直射日光は葉焼けの原因になるため絶対に避けてください。レースのカーテン越しに柔らかい光が入るような、明るい室内が理想的です。
- 温度:胡蝶蘭は熱帯原産の植物なので、寒さが苦手です。人間が快適だと感じる18℃~25℃くらいの温度を保てる場所に置きましょう。特に冬場は、夜間に窓辺が10℃以下にならないよう注意が必要です。
- 風通し:空気が滞る場所は、病気や根腐れの原因になります。エアコンや扇風機の風が直接当たらない、穏やかな空気の流れがある場所を選びましょう。
水やり
育て方で最も失敗が多いのが水やりです。
水のやりすぎは根腐れを引き起こす最大の原因となります。
水やりの基本は「植え込み材の表面が完全に乾いてから、たっぷりと与える」ことです。
- 頻度の目安:季節や環境によって異なりますが、春・秋は1週間~10日に1回、夏は5日~7日に1回、冬は2週間に1回程度が目安です。
- 与え方:株元に、コップ1杯程度の水を与えます。鉢の受け皿に溜まった水は、根腐れの原因になるので必ず捨ててください。
- タイミング:水やりは、比較的気温の高い午前中に行うのがおすすめです。
肥料
花が咲いている間は、基本的に肥料を与える必要はありません。
肥料を与えるのは、花が終わって新しい葉や根が成長を始める春から秋にかけての生育期です。
市販の洋ラン用の液体肥料を、規定よりも薄めて月に1~2回程度与えます。
花が終わった後の手入れ
全ての美しい花が咲き終わっても、胡蝶蘭は終わりではありません。
適切に手入れをすれば、来年もまた花を咲かせてくれます。
方法 | 説明 |
---|---|
二度咲きを楽しむ | 花が咲いていた茎の、根元から2~3節を残してカットします。うまくいけば、残した節から新しい花芽が伸びて、同じシーズンにもう一度花を楽しむことができます。ただし、株が疲れるため、翌年の花付きは悪くなる可能性があります。 |
来年のために株を休ませる | 来年も立派な花を咲かせたい場合は、花が咲いていた茎を根元から切り落とします。これにより、株が消耗するのを防ぎ、来年の花芽形成のためにエネルギーを蓄えることができます。 |
贈答用の胡蝶蘭は、見栄えを良くするためにビニールポットのまま寄せ植えされていることが多いです。
長く育てる場合は、花が終わった後、春先に一株ずつ素焼き鉢に植え替えてあげると、根が健康に育ちやすくなります。
これらのポイントを参考に、ぜひ美しい胡蝶蘭を長く楽しんでください。
贈り物に最適な胡蝶蘭の大輪の品種の選び方
これまで解説してきた様々な情報を踏まえ、最後にこの記事のまとめとして、贈り物として胡蝶蘭の大輪の品種を選ぶ際の最終的なチェックポイントを整理します。
大切なのは、贈る目的と相手への気持ちを胡蝶蘭に託すことです。
以下のステップで考えれば、きっと最適な一鉢が見つかるでしょう。
Step1: 贈るシーンと予算を決める
まず、どのようなお祝い(開店祝い、就任祝い、誕生日など)に贈るのかを明確にします。
それによって、選ぶべき胡蝶蘭の格式やボリュームが決まってきます。
同時に、かけられる予算を決めましょう。
前述の相場表を参考に、無理のない範囲で、しかしお祝いの気持ちが伝わる適切な価格帯を設定することが重要です。
Step2: 花の色を選ぶ
色にはそれぞれ意味やイメージがあります。
贈る相手の好みや、伝えたいメッセージに合わせて色を選びましょう。
- 白:最もフォーマルで定番の色。どんなお祝いにも間違いがなく、特にビジネスシーンや格式高いお祝いに最適です。迷ったら白を選べば安心です。
- ピンク:華やかで優しい印象。女性への贈り物や、母の日、長寿のお祝いなど、温かい気持ちを伝えたいシーンにおすすめです。
- リップ(白赤):紅白でおめでたい縁起物。選挙の当選祝いや受賞祝いなど、目標達成を祝うシーンにぴったりです。
- その他(黄・青など):個性を出したい場合や、サプライズを狙うなら、珍しい色を選ぶのも良いでしょう。相手の好きな色や、企業のコーポレートカラーに合わせるのも素敵なアイデアです。
Step3: サイズと本数(豪華さ)を決める
届け先のスペースや、お祝いの規模感を考慮して、花の大きさ(大輪かミディか)や本数(3本立ちか5本立ちか)を決定します。
大切なのは、相手に負担をかけない配慮です。
大きなものを贈る場合は、事前に設置場所の確認ができるとより親切です。
輪数の多さは豪華さに直結するため、予算が許す範囲で、より輪数が多いものを選ぶと喜ばれるでしょう。
Step4: 品質とサービスで販売店を選ぶ
同じような見た目の胡蝶蘭でも、生産者や販売店によって品質は大きく異なります。
品評会での受賞歴がある生産者の胡蝶蘭は、花持ちや花の並びの美しさが格別です。
また、通販サイトを利用する場合は、以下のサービスが充実しているかも確認しましょう。
- 配送前の写真送付サービス:実際に贈られる商品を事前に確認できるので安心です。
- 立て札やメッセージカードの無料サービス:お祝いの気持ちを言葉で添えることができます。
- 丁寧な梱包と配送:デリケートな胡蝶蘭を、傷つけることなく確実に届けてくれるかどうかも重要です。
これらのポイントを総合的に判断することで、あなたの想いを形にする、最高の胡蝶蘭の大輪の品種を選ぶことができるはずです。
心を込めて選んだ一鉢は、その美しさとともに、あなたの温かいお祝いの気持ちを長く相手に伝えてくれるでしょう。
本日のまとめ
- 胡蝶蘭の大輪は花の直径が10cm以上で最も豪華
- 白い大輪はフォーマルなお祝いの定番で清純なイメージ
- ピンクの大輪は華やかで女性への贈り物や長寿祝いに人気
- 中心に色が付くリップは紅白で縁起が良く当選祝いに最適
- 花のサイズには大輪・中大輪(ミディ)・ミニがある
- 値段は本数と花の輪数で大きく変動する
- 3本立ちで2万円から5本立ちで5万円程度が相場
- V3は花の並びが美しく最高級品種として有名
- アマビリスは原種に近いミディサイズで大輪とは異なる
- 品種改良により黄色や青など様々な色の胡蝶蘭が存在する
- 育て方の基本は直射日光を避けた明るい室内
- 水やりは表面が乾いてからたっぷりが原則で根腐れに注意
- 花が終わっても茎を切れば二度咲きが楽しめる
- 贈り物選びはシーンと予算を明確にすることが第一歩
- 相手や目的に合わせて最適な色やサイズを選ぶことが大切

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