こんにちは、管理人の胡蝶です
美しいピンク色の花を咲かせる胡蝶蘭のリューズベリーは、その可憐な姿で多くの人々を魅了しています。
お部屋のインテリアや大切な方への贈り物として人気がありますが、胡蝶蘭と聞くと「育てるのが難しいのでは?」と感じる方も少なくないでしょう。
しかし、胡蝶蘭のリューズベリーは、その特徴や基本的な育て方を理解すれば、初心者の方でも長く美しい花を楽しむことができます。
この記事では、胡蝶蘭のリューズベリーが持つ魅力的な特徴から、贈り物に最適な花言葉、気になる値段の相場や販売されている場所について詳しく解説します。
さらに、日々の管理に欠かせない水やりや肥料の与え方、数年に一度必要になる植え替えのタイミングと手順、そしてもう一度花を咲かせる二度咲きのコツまで、専門的な知識を分かりやすくお伝えします。
時には元気がなくなってしまった時のために、枯れる原因と復活させる方法もご紹介しますので、安心して栽培を始められるはずです。
この記事を最後まで読めば、あなたも胡蝶蘭のリューズベリーの専門家になれるかもしれません。
◆このサイトでわかる事◆
- 胡蝶蘭のリューズベリーが持つ独特の魅力と特徴
- プレゼントに最適なピンクの花が持つ花言葉
- 購入時に役立つ値段の相場と主な販売場所
- 初心者でも失敗しない基本的な育て方の全て
- 季節や環境に応じた適切な水やりの方法
- 株を元気に保つための植え替えと肥料の知識
- 翌年も花を楽しむための二度咲きの秘訣
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胡蝶蘭のリューズベリーの魅力とその特徴
◆この章のポイント◆
- 愛らしいピンクの花が持つ特徴
- 贈り物に最適な花言葉とは
- 気になる値段の相場と販売場所
- 初心者でも安心の基本的な育て方
- 適切な水やりの頻度と量
愛らしいピンクの花が持つ特徴
胡蝶蘭のリューズベリーは、数ある胡蝶蘭の品種の中でも、その特徴的なピンク色の花びらで特に人気を集めています。
この品種は「ミディ胡蝶蘭」と呼ばれるカテゴリーに属し、大輪の胡蝶蘭に比べてやや小ぶりでコンパクトなサイズ感が魅力の一つです。
そのため、置き場所を選ばず、リビングのサイドボードや書斎のデスク、玄関など、少しのスペースで気軽に楽しむことができます。
花の大きさは直径5センチメートル前後で、その名の通りベリーを思わせるような、鮮やかでありながらも深みのあるピンク色が目を引きます。
花びらの中心部分(リップ)は、より濃い赤紫色や黄色が混じることが多く、このコントラストが花全体の美しさを一層引き立てています。
花びらの質感は、光に当たるとキラキラと輝くような、サテン生地にも似た上品な光沢を持っていることも少なくありません。
一本の花茎からたくさんの花が連なって咲く姿は、蝶が舞っているようにも見え、非常に華やかで見応えがあります。
さらに、胡蝶蘭のリューズベリーは花持ちが非常に良いことでも知られています。
適切な環境で管理すれば、1ヶ月から2ヶ月以上もの長期間、その美しい花姿を保ち続けてくれるでしょう。
これにより、一度の開花で長く楽しめるコストパフォーマンスの高さも、ギフトや自家用の両方で選ばれる理由となっています。
葉は肉厚で光沢のある濃い緑色をしており、花がない時期でも観葉植物として十分に楽しめます。
この丈夫な葉は、植物が健康であることのバロメーターでもあり、生き生きとした緑は生命力を感じさせてくれます。
また、品種改良によって生まれた園芸品種であるため、比較的病気にも強く、栽培しやすい点も初心者にとっては嬉しいポイントです。
これらの特徴から、胡蝶蘭のリューズベリーは、見た目の美しさと育てやすさを兼ね備えた、非常にバランスの取れた品種であると言えるでしょう。
その愛らしいピンクの花は、どんな空間も明るく優しい雰囲気で満たしてくれます。
贈り物に最適な花言葉とは
胡蝶蘭全般に共通する花言葉は「幸福が飛んでくる」という、非常に縁起の良いものです。
これは、胡蝶蘭の花の形が蝶の舞う姿に似ていることに由来しており、お祝い事の贈り物として古くから愛されてきました。
開店祝いや新築祝い、昇進祝いなど、新たな門出を祝うシーンで胡蝶蘭が選ばれるのは、この花言葉が持つポジティブなメッセージ性によるものが大きいのです。
胡蝶蘭のリューズベリーの場合、これに加えて「ピンク色」の花が持つ特別な意味も加わります。
ピンク色の花には、一般的に「あなたを愛しています」という、愛情を表現する花言葉があります。
このため、胡蝶蘭のリューズベリーは、幸福を願う気持ちと深い愛情を同時に伝えることができる、非常にパワフルなメッセージを持った贈り物となります。
例えば、母の日や父の日には、日頃の感謝と愛情を込めて贈るのに最適です。
また、恋人やパートナーへの誕生日プレゼントや結婚記念日のギフトとしても、その想いをストレートに伝えてくれるでしょう。
もちろん、友人への出産祝いや、お世話になった方への退職祝いなど、様々なシーンで活躍します。
「幸福」と「愛情」という二つの素晴らしい花言葉を併せ持つ胡蝶蘭のリューズベリーは、受け取った方の心を温かくし、幸せな気持ちで満たしてくれる特別なプレゼントになるに違いありません。
さらに、鉢植えの胡蝶蘭は切り花と違って根付いているため、「幸福が根付く」という意味合いで解釈されることもあり、縁起の良さをさらに高めています。
花が終わった後も、大切に育てれば翌年また美しい花を咲かせてくれる可能性があるため、贈った相手に長く楽しんでもらえるという点も、贈り物としての価値を大いに高めています。
これらの理由から、胡蝶蘭のリューズベリーは、ただ美しいだけでなく、心からの想いを伝えるための最高のメッセンジャーと言えるでしょう。
気になる値段の相場と販売場所
胡蝶蘭のリューズベリーを購入しようと考えたとき、まず気になるのが値段の相場でしょう。
ミディ胡蝶蘭であるリューズベリーの価格は、いくつかの要因によって変動しますが、一般的な相場を理解しておくことで、予算に合った最適な一鉢を見つけやすくなります。
主な価格決定要因は以下の通りです。
- 本数(株の数):一つの鉢に何本の花茎が立っているか。1本立ち、2本立ち、3本立ちなど、本数が増えるほど価格は高くなります。
- 花の数(輪数):一本の花茎についている花の数。輪数が多いほど、華やかさが増し、価格も上昇する傾向にあります。
- 仕立ての質:花の向きが綺麗に揃えられているか、支柱やラッピングの質など、全体の見た目の美しさも価格に影響します。
- 生産者や販売店:有名な生産者の株や、ブランド力のある生花店のものは、品質が保証されている分、価格が高めに設定されることがあります。
これらの点を踏まえた上で、一般的な価格帯の目安は以下のようになります。
家庭で気軽に楽しむための小ぶりな1本立ちや2本立ちのものであれば、おおよそ3,000円から8,000円程度が相場です。
一方、ギフト用の見栄えのする3本立ち以上になると、10,000円から20,000円程度になることもあります。
次に、販売場所についてですが、胡蝶蘭のリューズベリーは様々な場所で購入することが可能です。
最も手軽なのは、インターネットの胡蝶蘭専門店や大手通販サイトです。
産地直送で新鮮な株を購入できたり、豊富な品揃えの中から比較検討できたりするメリットがあります。
また、街の生花店や園芸店、ホームセンターの園芸コーナーでも取り扱っている場合があります。
実店舗で購入するメリットは、実際に自分の目で見て、花の咲き具合や株の健康状態を確かめてから選べることです。
店員さんに育て方のアドバイスを直接聞けるのも心強い点です。
さらに、生産者が直営している農園や直売所があれば、非常に新鮮で質の良い株を、中間マージンがない分、比較的安価に手に入れられる可能性もあります。
購入する際には、葉にツヤと厚みがあり、根が鉢から少し見えるくらい元気なものを選ぶと、その後の生育がスムーズでしょう。
初心者でも安心の基本的な育て方
胡蝶蘭のリューズベリーは、デリケートなイメージとは裏腹に、いくつかの基本的なポイントを押さえれば、初心者でも十分に育てることが可能です。
胡蝶蘭が元気に育つための三大要素は「光」「温度」「湿度」です。
これらを適切に管理することが、美しい花を長く楽しむための鍵となります。
光の管理
胡蝶蘭は、本来、熱帯雨林の樹木に着生して育つ植物です。
そのため、木漏れ日のような柔らかい光を好み、直射日光は苦手です。
強い日差しに当たると葉が焼けてしまい(葉焼け)、茶色く変色して光合成ができなくなります。
室内で育てる場合は、レースのカーテン越しの窓辺など、直射日光が当たらない明るい場所が最適です。
もし適切な場所がない場合は、遮光ネットを利用したり、部屋の少し奥まった場所に置いたりして光の量を調整しましょう。
光が足りないと花付きが悪くなる原因になるため、明るさを確保することは重要です。
温度管理
胡蝶蘭の生育に適した温度は、18℃から28℃程度です。
人間が快適に過ごせる温度とほぼ同じなので、基本的にはリビングなどの室内で管理するのが良いでしょう。
冬場の寒さには特に注意が必要です。
最低でも10℃以上、できれば15℃以上を保つように心がけてください。
夜間に窓辺が冷え込む場合は、部屋の中央に移動させたり、段ボールで囲ってあげたりすると保温効果があります。
逆に夏場は、30℃を超えるような高温が続くと株が弱ってしまうことがあります。
風通しを良くして、蒸れないように気をつけてください。
エアコンの風が直接当たる場所は、乾燥しすぎるため絶対に避けましょう。
湿度と風通し
熱帯雨林出身の植物なので、やや高めの湿度を好みます。
理想的な湿度は60%から70%程度ですが、日本の一般的な室内では、特に冬場は乾燥しがちです。
乾燥が気になる場合は、霧吹きで葉の裏表に水をかける「葉水」をしたり、加湿器を使ったりすると良いでしょう。
ただし、湿度が高すぎると病気の原因にもなるため、風通しを良くすることが非常に重要です。
空気がよどんでいると、カビや細菌が繁殖しやすくなります。
窓を少し開けて換気したり、サーキュレーターで緩やかな空気の流れを作ってあげたりするのも効果的です。
適切な水やりの頻度と量
胡蝶蘭の栽培で最も失敗が多いのが、この「水やり」です。
水のやりすぎによる根腐れが、枯らしてしまう最大の原因と言っても過言ではありません。
胡蝶蘭のリューズベリーを元気に育てるためには、適切な水やりのタイミングと量をマスターすることが不可欠です。
基本の考え方は、「鉢の中の植え込み材が完全に乾いてから、たっぷりと与える」ことです。
常に湿っている状態を嫌うため、「乾湿のメリハリ」を意識しましょう。
水やりのタイミングを見極める方法はいくつかあります。
- 植え込み材の表面を触る:水苔やバークの表面が乾いているかを確認します。さらに、指を少し中に入れてみて、内部の湿り気もチェックしましょう。
- 鉢の重さを確認する:水やり直後の鉢の重さを覚えておき、軽くなってきたら乾いたサインです。これが最も確実な方法の一つです。
- 透明な鉢の場合:根の色を観察します。湿っている根は鮮やかな緑色ですが、乾いてくると白っぽい銀色に変わります。
水やりの頻度は、季節や置かれている環境によって大きく変わります。
春や秋の生育期には、おおよそ7日から10日に1回程度が目安です。
夏場は蒸発が早いため5日から7日に1回、冬場は生育が緩やかになるため2週間から3週間に1回程度と、頻度を落とす必要があります。
ただし、これはあくまで目安であり、必ずご自身の胡蝶蘭の鉢の状態を確認して判断してください。
水を与える際は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
これにより、鉢の中の古い空気を押し出し、新しい新鮮な空気を根に供給する効果もあります。
最も重要なのは、受け皿に溜まった水は必ず捨てることです。
根が常に水に浸かっている状態が続くと、呼吸ができなくなり、根腐れを起こしてしまいます。
水やりの時間帯は、午前中の暖かい時間帯がおすすめです。
夜間に水を与えると、気温の低下とともに鉢の中が冷え、根にダメージを与える可能性があるため避けましょう。
また、花や葉の付け根に水が溜まると、そこから病気が発生することがあるので、株元に優しく注ぐようにしてください。
胡蝶蘭のリューズベリーを長く楽しむ管理方法
◆この章のポイント◆
- 成長を促す肥料の与え方
- 植え替えの最適な時期と手順
- もう一度花を咲かせる二度咲きのコツ
- 枯れる原因と復活させる方法
- まとめ:可憐な胡蝶蘭のリューズベリーを育てよう
成長を促す肥料の与え方
胡蝶蘭のリューズベリーを元気に育て、毎年美しい花を咲かせるためには、適切な時期に適切な量の肥料を与えることが重要になります。
ただし、肥料の与えすぎはかえって株を傷める原因となるため、注意が必要です。
胡蝶蘭の肥料の基本は、「生育期に薄めの液体肥料を、水やり代わりに与える」ことです。
まず、肥料を与える「時期」が非常に大切です。
胡蝶蘭の生育期は、主に春から初夏(4月~7月頃)の、暖かくなり新しい葉や根が活発に動き出す時期です。
この期間に栄養を補給してあげることで、株が充実し、次の花芽を付けるための体力を蓄えることができます。
逆に、花が咲いている間や、気温が低くなる秋の終わりから冬にかけての休眠期には、肥料は与えません。
休眠期に肥料を与えると、吸収しきれずに根を傷め、肥料焼けを起こす原因となります。
使用する肥料の種類は、市販されている「洋ラン用」の液体肥料が最も手軽で使いやすいでしょう。
液体肥料には窒素・リン酸・カリウムのバランスが書かれていますが、生育期にはバランスの取れたもの、花芽形成を促したい秋口にはリン酸が多めのものを選ぶと効果的です。
肥料を与える際の最も重要なポイントは、「規定の濃度よりもさらに薄めて使う」ことです。
胡蝶蘭はもともと多くの肥料を必要としない植物です。
製品に記載されている希釈倍率の、さらに1.5倍から2倍程度に薄めて使用するのが安全です。
例えば「1000倍に薄める」と書かれていれば、「1500倍~2000倍」に薄めるという具合です。
与える頻度は、生育期の間、10日~2週間に1回程度が目安です。
通常の水やりを行うタイミングで、水の代わりにこの薄めた液体肥料を与えます。
固形の置き肥を使う方法もありますが、量の調節が難しく、根に直接触れると傷む可能性があるため、初心者の方には液体肥料の方がおすすめです。
肥料はあくまで補助的なものであり、最も大切なのは日々の光や温度、水の管理であることを忘れないようにしましょう。
植え替えの最適な時期と手順
胡蝶蘭のリューズベリーを長く元気に育てていく上で、植え替えは避けて通れない大切な作業です。
植え替えには、古くなった植え込み材を新しくし、根が健康に伸びるためのスペースを確保するという重要な目的があります。
植え替えの最適な「時期」は、花がすべて終わり、気候が温暖で安定している春先(4月~6月頃)です。
この時期は胡蝶蘭が新しい根や葉を出し始める成長期にあたるため、植え替えによるダメージからの回復が早いのです。
真夏や真冬の植え替えは、株に大きな負担をかけるため避けましょう。
植え替えが必要になる「タイミング」の目安は、おおよそ2~3年に1回です。
その他にも、以下のようなサインが見られたら植え替えを検討してください。
- 植え込み材(水苔やバーク)が古くなり、黒ずんでボロボロになってきた。
- 鉢に対して株が大きくなりすぎたり、根が鉢の外にたくさん飛び出してきたりした。
- 水の乾きが悪くなったり、鉢の表面にカビのようなものが見られたりする。
植え替えの手順は以下の通りです。
1. 準備物:新しい鉢(現在の鉢より一回り大きい素焼き鉢やスリット鉢)、新しい植え込み材(水苔やバークチップ)、清潔なハサミ、割り箸など。
2. 株を取り出す:鉢の側面を軽く叩きながら、根を傷つけないように慎重に株を抜き取ります。
3. 古い植え込み材と傷んだ根を取り除く:根に絡みついた古い水苔やバークを丁寧に取り除きます。黒く変色したり、スカスカになったりしている傷んだ根は、清潔なハサミで切り落とします。
4. 新しい鉢に植え付ける:新しい鉢の底に少し植え込み材を敷き、胡蝶蘭の株を中央に置きます。その後、根の隙間を埋めるように、割り箸などを使って新しい植え込み材を詰めていきます。水苔の場合は少し固めに、バークの場合は隙間ができないように詰めるのがコツです。
5. 植え替え後の管理:植え替え直後の水やりはすぐには行いません。根の切り口が乾くまで、1週間から10日ほどは水やりを控え、明るい日陰で休ませます(これを「養生」と言います)。その後、最初の水やりをたっぷりと行い、徐々に通常の管理に戻していきます。
植え替えは少し手間がかかる作業ですが、これを適切に行うことで胡蝶蘭のリューズベリーは何年も元気に育ち、美しい花を咲かせ続けてくれるでしょう。
もう一度花を咲かせる二度咲きのコツ
胡蝶蘭のリューズベリーの花が終わりかけたとき、多くの人が「これで終わりなのかな」と思ってしまいがちですが、実はそこからもう一度花を楽しむ「二度咲き」をさせられる可能性があります。
この二度咲きに挑戦することは、胡蝶蘭栽培の醍醐味の一つです。
二度咲きを成功させるための最大のコツは、「花茎をカットする位置」と「株の状態を見極めること」です。
まず、すべての花が咲き終わり、最後の花がしおれ始めたら、花茎をカットするタイミングです。
このとき、株に十分な体力(葉が3枚以上あり、ツヤとハリがある状態)が残っていることが条件となります。
もし株が弱っているようであれば、無理に二度咲きを狙わずに、花茎を根元から切り、来年の開花に向けて株の体力を回復させることを優先しましょう。
株が元気な場合、花茎をよく観察してみてください。
花茎には、薄い皮が巻かれた「節(ふし)」がいくつかあります。
この節の中には、新しい花芽になる可能性を秘めた「潜芽(せんが)」が隠れています。
カットする位置は、花が咲いていた先端から下に向かって数え、根元に近い方の節の、2~3センチメートル上あたりです。
根元に近すぎる節は咲きにくく、先端に近すぎると良い花が咲かない傾向があります。
清潔なハサミでこの位置をカットすると、うまくいけば1ヶ月ほどで残した節から新しい花芽が伸びてきて、再び花を咲かせてくれます。
二度咲きの花は、一度目の花に比べて輪数が少なくなったり、少し小さくなったりすることが多いですが、それでも十分に楽しむことができます。
一方で、来年も立派な花を咲かせたい場合は、「二度咲きをさせない」という選択も賢明です。
その場合は、花が終わったらすぐに花茎を根元から切り落とします。
これにより、株は花を咲かせるためのエネルギーを消耗せずに、葉や根の成長に集中でき、翌年のための体力を十分に蓄えることができます。
どちらを選ぶかは、ご自身の胡蝶蘭の状態と、どのように楽しみたいかによって決めると良いでしょう。
枯れる原因と復活させる方法
大切に育てている胡蝶蘭のリューズベリーの元気がなくなってくると、非常に心配になるものです。
しかし、原因を正しく突き止め、適切な対処をすれば復活させられる可能性は十分にあります。
胡蝶蘭が枯れる最も一般的な原因は、以下の3つです。
- 根腐れ:水のやりすぎや、受け皿の水を捨て忘れることで、根が常に湿った状態になり、呼吸ができずに腐ってしまう状態です。葉が黄色く変色し、ハリがなくなって垂れ下がってくるのが特徴です。
- 葉焼け:強い直射日光に当たることで、葉の組織が壊死してしまう状態です。葉の一部が白っぽくなったり、黒く焦げたようになったりします。
- 病害虫:ハダニやカイガラムシなどの害虫が寄生したり、カビによる病気が発生したりすることがあります。葉の裏などをよく観察することが大切です。
これらの問題に気づいたときの対処法と復活のポイントをご紹介します。
根腐れが疑われる場合は、まず株を鉢からそっと抜いて根の状態を確認します。
黒くブヨブヨになった根や、スカスカになった根はすべて清潔なハサミで切り落とします。
たとえ健康な根が数本しか残っていなくても、諦める必要はありません。
傷んだ根を取り除いた後、新しい水苔やバークを使って一回り小さな鉢に植え替えます。
その後はすぐに水を与えず、10日ほど養生させてから、霧吹きで水苔の表面を湿らせる程度の管理から再スタートします。
新しい根が伸びてくるまでには時間がかかりますが、辛抱強く見守りましょう。
葉焼けしてしまった葉は、残念ながら元に戻ることはありません。
しかし、葉焼けした部分が広がらないようであれば、無理に切り取る必要はありません。
最も重要なのは、すぐに直射日光の当たらない場所へ移動させることです。
新しい葉が元気に育てば、株全体としては回復していきます。
病害虫を発見した場合は、早期の駆除が肝心です。
カイガラムシなどは、歯ブラシや濡らしたティッシュでこすり落とすことができます。
数が多い場合は、市販の洋ラン用の殺虫剤や殺菌剤を使用説明書に従って散布します。
どのような場合でも、復活させるためには株の体力が残っていることが前提となります。
日頃から葉や根の状態をよく観察し、異常の早期発見に努めることが、胡蝶蘭のリューズベリーを長く楽しむための最も効果的な方法と言えるでしょう。
まとめ:可憐な胡蝶蘭のリューズベリーを育てよう
これまで、胡蝶蘭のリューズベリーの持つ魅力から、具体的な育て方、トラブルの対処法まで詳しく解説してきました。
ベリーのような愛らしいピンク色の花は、見る人の心を和ませ、空間を華やかに彩ってくれます。
「幸福が飛んでくる」という素敵な花言葉に加えて、ピンク色が持つ「あなたを愛しています」という意味は、大切な人への贈り物としても最適です。
一見すると難しそうに思える胡蝶蘭の栽培も、レースのカーテン越しの光、人が快適な温度、そして「乾いたらたっぷり」という水やりの基本さえ守れば、決して難しいものではありません。
生育期には薄めた肥料で成長をサポートし、2~3年に一度の植え替えで根の環境をリフレッシュさせてあげましょう。
花が終わった後には、株の状態を見ながら二度咲きに挑戦する楽しみもあります。
万が一、根腐れなどのトラブルが起きても、諦めずに対処すれば復活の道はあります。
この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひあなたも可憐な胡蝶蘭のリューズベリーを育てる生活を始めてみませんか。
日々のお世話を通じて愛着が湧き、新しい葉や花芽を見つけたときの喜びは格別なものになるはずです。
胡蝶蘭のリューズベリーは、きっとあなたの暮らしに彩りと癒やしをもたらしてくれるでしょう。
本日のまとめ
- 胡蝶蘭のリューズベリーはミディ系で育てやすい品種
- 特徴は鮮やかで愛らしいピンク色の花びら
- 花言葉は「幸福が飛んでくる」と「あなたを愛しています」
- 贈り物として非常に人気が高い
- 値段の相場は3,000円から20,000円程度と幅広い
- ネット通販や園芸店で購入可能
- 育て方の基本はレースカーテン越しの明るい場所
- 最適な温度は18℃から28℃で寒さに注意
- 水やりは植え込み材が完全に乾いてからたっぷりと
- 受け皿の水は根腐れ防止のために必ず捨てる
- 肥料は春から初夏の生育期に薄めた液体肥料を与える
- 植え替えは2~3年に一度、春に行うのがベスト
- 花が終わった後は花茎の節の上で切ると二度咲きの可能性がある
- 枯れる最大の原因は水のやりすぎによる根腐れ
- 日々の観察でトラブルを早期発見することが大切
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参考サイト
王道とマニアック|園芸日記byたぬ令嬢|みんなの趣味の園芸|970344
胡蝶蘭 リューズベリー – メルカリ
胡蝶蘭の基本的な育て方 – ギフト 贈り物 胡蝶蘭生産者直営の胡蝶蘭専門店|さいたま市【らんや 大宮本店】 – 黒臼洋蘭園
【保存版】胡蝶蘭を長く楽しむ7つのコツ|初心者でも簡単な育て方 – フラワースミスマーケット
胡蝶蘭の花言葉を紹介!由来や色別の花言葉も – らんや小石川店
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