30代の兄弟に新築祝いの相場は？金額・マナー・贈り物を解説

こんにちは、管理人の胡蝶です

30代の兄弟が新しい家を建てたという知らせは、自分のことのように嬉しいものですね。

しかし、喜びと同時に「お祝いはどうしよう？」という悩みが生まれるのではないでしょうか。

特に、30代の兄弟に新築祝いの相場が一体いくらなのか、多くの人が悩むポイントです。

お祝いの金額や、現金を贈るべきか、それともプレゼントや品物を選ぶべきか、判断に迷う場面も少なくありません。

また、お祝いを渡すタイミングや、熨斗（のし）の正しい書き方、心遣いが伝わるメッセージの添え方など、知っておくべきマナーもたくさんあります。

兄弟から直接欲しいもののリクエストがあれば選びやすいですが、そうでない場合は何を贈れば喜んでもらえるか分からなくなってしまいますよね。

さらには、お祝いを渡した後の、お返しに関する知識も必要になるかもしれません。

せっかくのお祝いですから、相手に心から喜んでもらい、これからの新しい生活を応援する気持ちをしっかりと伝えたいものです。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、30代の兄弟に贈る新築祝いの相場から、具体的な贈り物の選び方、失敗しないためのマナーまで、あらゆる情報を網羅的に解説していきます。

◆このサイトでわかる事◆

30代の兄弟に贈る新築祝いの適切な金額相場
現金とプレゼントを組み合わせる際の予算配分
兄弟に本当に喜ばれる人気のプレゼントの具体例
新築祝いを渡すのに最適なタイミングとマナー
間違いやすい「のし」の正しい書き方と選び方
お祝いの気持ちを伝えるメッセージの文例
相手に気を遣わせずに欲しいものを聞く方法

【PR】【お祝い選びに、もう迷わない！金賞受賞の胡蝶蘭で最高の想いを届ける】
大切な方への開店祝いや昇進祝い、記念日の贈り物。

ありきたりなギフトでは、あなたの「おめでとう」の気持ちは伝わりきらないかもしれません。「らんのお花屋さん・クマサキ洋ラン農園」は、数々の賞を受賞した専門農園です。

ハウスから直送される新鮮で高品質な胡蝶蘭は、その美しさと花持ちの良さが自慢。法人様向けの豪華な5本立てから、個人のお祝いに最適な可憐な一鉢まで、ご用途に合わせて選べます。ラッピング、メッセージカードなど7つの無料サービスも充実。

７つの無料サービス
・ラッピング
・メッセージカード
・写真送付サービス
・育て方パンフレット
・鉢受けトレイ
・霧吹きスプレー
・品質保証書

特別な日の贈り物は、専門店の胡蝶蘭で、あなたの真心を最高のかたちで届けませんか？

創業４０年以上の実績実力の洋蘭店！

胡蝶蘭専門店『ランノハナドットコム(クマサキ洋ラン農園)』

30代の兄弟に新築祝いの相場と贈り物の選び方
30代の兄弟に新築祝いの相場で失敗しないためのマナー

30代の兄弟に新築祝いの相場と贈り物の選び方

◆この章のポイント◆

新築祝いに現金を贈る際の適切な金額とは？
現金とプレゼントを両方贈る場合の予算の配分
兄弟に喜ばれる人気のプレゼント・品物リスト
事前に欲しいものをリクエストしてもらう方法
気持ちが伝わるメッセージカードの添え方

新築祝いに現金を贈る際の適切な金額とは？

兄弟への新築祝いとして、最も現実的で喜ばれる選択肢の一つが現金です。

新しい生活を始めるにあたり、何かと物入りな時期であるため、好きなように使える現金は非常にありがたい贈り物と言えるでしょう。

しかし、多くの人が悩むのが「いくら包めば良いのか」という金額の問題です。

一般的な30代の兄弟への新築祝いの金額相場は、1万円から5万円程度とされています。

この金額の幅は、ご自身の年齢や経済状況、そして兄弟との関係性の深さによって変動します。

例えば、自分が年長者で経済的にも余裕がある場合は3万円から5万円、自分が年下であったり、まだ経済的に安定していない場合は1万円から3万円が一つの目安となります。

大切なのは、相場にこだわりすぎず、自分のできる範囲で無理なくお祝いの気持ちを示すことです。

あまりに高額なお祝いは、かえって相手に気を遣わせてしまう可能性もあります。

逆に、相場から大きく外れて少なすぎる金額も、今後の関係性を考えると避けた方が賢明かもしれません。

以下の表は、兄弟との関係性や状況に応じた金額の目安をまとめたものです。

贈る相手との関係性	推奨される金額の目安	ポイント
兄や姉へ（自分が弟・妹）	10,000円～ 30,000円	無理のない範囲で。関係性が特に近しい場合は少し多めに。
弟や妹へ（自分が兄・姉）	30,000円～ 50,000円	少し多めに包むのが一般的。相手の経済状況も考慮する。
双子の兄弟など同年代	10,000円～ 30,000円	お互いの状況を話し合って決めるのも良い方法。
他の兄弟と連名で贈る場合	合計で50,000円～ 100,000円	一人当たりの負担を減らしつつ、まとまったお祝いができる。

現金を贈る際に注意したいのが、お札の枚数です。

結婚祝いなどでは割り切れる偶数や、「死」や「苦」を連想させる4や9の枚数を避ける風習がありますが、新築祝いに関してはそこまで厳密に気にする必要はないとされています。

とはいえ、心配な方は奇数の枚数（1万円、3万円、5万円など）で用意すると安心でしょう。

また、新札を用意するのは必須のマナーです。

銀行や郵便局で事前に準備し、新しい門出を祝う気持ちを綺麗な新札で表現しましょう。

最終的に金額を決める際は、過去に自分が相手からお祝いをもらった経験があれば、その時の金額を参考にするのも良い方法です。

お互いのバランスを考えることで、より適切な金額設定が可能になります。

現金とプレゼントを両方贈る場合の予算の配分

「現金だけだと少し味気ない気がする」「何か記念に残る品物も贈りたい」と考える方も多いでしょう。

そのような場合には、現金とプレゼントを組み合わせて贈るという方法が非常におすすめです。

この方法であれば、相手が自由に使える現金のありがたさと、自分のために選んでくれたというプレゼントの嬉しさの両方を届けることができます。

現金とプレゼントを両方贈る際の予算配分ですが、決まったルールはありません。

しかし、一般的にはお祝いの総額を決めた上で、それを現金とプレゼントに振り分けるという考え方をするとスムーズです。

例えば、総額3万円でお祝いを考えている場合、以下のような配分が考えられます。

現金2万円＋ 1万円相当のプレゼント
現金1万円＋ 2万円相当のプレゼント

どちらの比重を重くするかは、兄弟の好みや状況によって判断すると良いでしょう。

例えば、新居のインテリアにこだわりがある兄弟であれば、プレゼントの比重を高めにして、おしゃれなインテリア雑貨や小型家電を選ぶと喜ばれるかもしれません。

一方で、まだ新生活に必要なものが定まっていなかったり、自分たちで選びたいという意向が強そうな場合は、現金の比重を高めにして、プレゼントは少し気の利いた消え物（お菓子や飲み物など）にするというのも一つの手です。

プレゼントを選ぶ際に大切なのは、相手の趣味やライフスタイルをよく考えることです。

自分では買わないかもしれないけれど、もらうと嬉しい、というラインのアイテムが特に喜ばれます。

例えば、高品質なタオルセット、有名ブランドの食器、少し高級なコーヒーメーカーなどが挙げられます。

プレゼント選びに迷った場合は、現金にカタログギフトを添えるという方法も非常にスマートです。

これなら、相手に選ぶ楽しみを提供しつつ、品物も贈りたいという自分の気持ちも満たすことができます。

カタログギフトは価格帯も豊富なため、予算に合わせて選びやすいというメリットもあります。

現金とプレゼントを両方贈ることは、一手間かかる分、より心のこもったお祝いになります。

相手の喜ぶ顔を想像しながら、最適な組み合わせを考えてみてください。

兄弟に喜ばれる人気のプレゼント・品物リスト

現金も良いけれど、やはり形に残るプレゼントを贈りたい、と考える方もいるでしょう。

兄弟という親しい間柄だからこそ、相手の趣味やライフスタイルに合わせた、センスの良い品物を選びたいものです。

ここでは、30代の兄弟に贈って本当に喜ばれる、人気のプレゼントや品物を具体的なリストにしてご紹介します。

実用性とデザイン性を兼ね備えたキッチン用品

新しいキッチンで使えるアイテムは、新築祝いの定番でありながら、常に高い人気を誇ります。

特に、デザイン性が高く、料理のモチベーションが上がるようなアイテムは喜ばれる傾向にあります。

電気ケトル・コーヒーメーカー：バルミューダやデロンギなど、おしゃれなデザインのものが人気です。
ブランド食器セット：アラビアやイッタラ、ウェッジウッドなどのプレートやカップのセットは、食卓を華やかにします。
調理家電：ホットプレート（ブルーノなど）、ハンドブレンダー、ノンフライヤーなど、あると便利な調理家電も喜ばれます。

暮らしを豊かにするインテリア雑貨・家電

新居での生活をより快適に、そしておしゃれに演出するアイテムも素晴らしい贈り物です。

家の雰囲気を事前に確認し、それに合うものを選ぶのがポイントです。

高品質なタオルセット：今治タオルなど、普段自分では買わないような、肌触りの良い高級タオルは特別感があります。
観葉植物：部屋に彩りを与えてくれる観葉植物は人気のギフトですが、手入れのしやすさを考慮して選ぶのが親切です。
デジタルフォトフレーム：家族の写真を飾ることができ、遠方の兄弟へ贈るのにも適しています。
スマートスピーカー：音楽を聴いたり、家電を操作したりと、暮らしを便利にするアイテムです。

ちょっと贅沢な「消え物」ギフト

インテリアの好みが分からない、物を増やしたくないかもしれない、と心配な場合には、食べたり飲んだりすればなくなる「消え物」が最適です。

少し贅沢で、特別感のあるものを選ぶのが喜ばれるコツです。

高級なお肉やお酒のセット：新居でのパーティーですぐに楽しめる、和牛のセットやクラフトビールの飲み比べセットなど。
有名パティスリーの焼き菓子詰め合わせ：日持ちのする焼き菓子は、来客時のお茶請けにもなり重宝されます。
こだわりのジュースやコーヒーのセット：お酒を飲まない兄弟にも喜ばれる、上質なドリンクギフトです。

これらのプレゼントを選ぶ際は、相手の家族構成（子どもがいるか、夫婦二人暮しかなど）や、ライフスタイルを考慮に入れると、さらに気の利いた贈り物になります。

迷ったときは、複数の選択肢を提示して、本人に選んでもらうのも良い方法です。

事前に欲しいものをリクエストしてもらう方法

せっかく贈る新築祝いですから、「本当に欲しいもの、必要なもの」をプレゼントしたいと思うのは自然なことです。

一番確実なのは、兄弟本人に直接欲しいものを聞くこと、つまりリクエストしてもらうことです。

しかし、聞き方によっては相手に遠慮させてしまったり、催促しているように聞こえてしまったりする可能性もあり、少し配慮が必要になります。

ここでは、相手に気を遣わせずに、スマートにリクエストを聞き出すための方法をいくつかご紹介します。

1. 候補をいくつか挙げて、その中から選んでもらう

「新築祝い、何がいい？」と漠然と聞かれると、相手も「何でもいいよ」と答えがちです。

そこで、「新築祝いなんだけど、おしゃれなコーヒーメーカーか、高品質のタオルセットで迷ってるんだけど、どっちか使うかな？」というように、こちらで具体的な選択肢を2～3個提示する方法が有効です。

これなら相手も答えやすく、もしどちらも不要な場合でも「実は今探してる〇〇があって…」と、本当に欲しいものを教えてくれるきっかけになるかもしれません。

2. 予算を伝えて、その範囲で考えてもらう

高価なものをリクエストされては困る、という心配がある場合は、正直に予算を伝えるのも一つの手です。

「お祝いなんだけど、〇万円くらいの予算で何か必要なものあるかな？」と聞いてみましょう。

ポイントは、明るく、あくまで相談するというスタンスで伝えることです。

予算を明確にすることで、相手も現実的な範囲で欲しいものを考えやすくなります。

3. 「他の人とプレゼントが被らないように」を理由にする

「他の親戚や友人からのお祝いと被っちゃうと申し訳ないから、何か希望があったら教えてほしいな」という聞き方も非常にスマートです。

これは、相手を気遣う気持ちから聞いている、というニュアンスが伝わるため、相手も遠慮せずにリクエストを伝えやすくなります。

実際に、家電などは重複すると置き場所に困るため、理にかなった理由と言えるでしょう。

4. 欲しいものリストの共有をお願いする

最近では、Amazonの「ほしい物リスト」などを活用する人も増えています。

もし兄弟がそのようなリストを作成しているようであれば、「もしよかったら、ほしい物リストとか見せてもらえないかな？」と聞いてみるのも現代的な方法です。

ただし、これは相手との関係性や、相手がそういったツールの利用に慣れているかどうかに左右されます。

どの方法を取るにしても、大切なのは「あなたの新しい生活の役に立ちたい」という気持ちを伝えることです。

兄弟という親しい間柄だからこそ、少し踏み込んだコミュニケーションで、お互いにとって最高のお祝いを実現させましょう。

気持ちが伝わるメッセージカードの添え方

新築祝いに現金やプレゼントを贈る際、ぜひ添えたいのが心のこもったメッセージカードです。

お祝いの品物だけを渡すよりも、温かい言葉が書かれたカードがあるだけで、喜びは格段に大きくなります。

短い文章でも構いません。

あなたの「おめでとう」の気持ちを、ぜひ言葉にして届けましょう。

ここでは、メッセージを書く際のポイントと、具体的な文例をいくつかご紹介します。

メッセージを書く際の基本構成

どのようなメッセージでも、基本的には以下の3つの要素を入れると、まとまりの良い文章になります。

お祝いの言葉：「新築おめでとう！」「マイホーム完成おめでとうございます」など。
家や家族へのポジティブな言葉：「とても素敵なおうちだね」「新しい家で家族みんなの笑顔が増えるのが楽しみだね」など。
相手の健康や将来を願う言葉：「これからも家族みんな仲良く、元気で過ごしてね」「落ち着いたらぜひ遊びに行かせてね」など。

特に避けたいのが、「火事」や「燃える」、「倒れる」、「失う」といった、火や家の倒壊を連想させる忌み言葉です。

「赤」も火を連想させるため、メッセージカードの色やペンのインクの色を選ぶ際には、赤一色は避けた方が無難です。

兄弟へ贈るメッセージ文例

兄弟という親しい間柄なので、少し砕けた、親しみのある表現でも問題ありません。

あなたの言葉で綴ることが何よりも大切です。

文例1：シンプルで温かいメッセージ

「新築おめでとう！
ついに夢のマイホームだね。本当におめでとう。
ささやかですが、お祝いの品を贈ります。新しい生活の足しにしてください。
今度、素敵なおうちに遊びに行かせるのを楽しみにしています！
これからも家族みんなで、たくさんの思い出を作っていってね。」

文例2：ユーモアを交えた親しいメッセージ

「マイホーム完成おめでとう！
先日の写真を見たけど、めちゃくちゃおしゃれな家でびっくり！さすがのセンスだね。
お祝いに〇〇を贈ります。これで美味しいコーヒーでも飲んで、一息ついてください。
落ち着いたら新居でパーティーしよう！楽しみに待ってるよ。」

文例3：家族ぐるみでの付き合いがある場合のメッセージ

「〇〇（兄弟の名前）、〇〇さん（兄弟の配偶者）、新築おめでとうございます。
素敵なマイホームの完成、心からお祝い申し上げます。
新しいおうちで、〇〇ちゃん（子ども）の笑い声が響き渡るのが目に浮かぶようです。
ささやかですが、お祝いの気持ちです。皆さんで使ってください。
また家族で遊びに行かせてね。」

これらの文例を参考に、あなた自身の言葉でアレンジしてみてください。

手書きのメッセージは、印刷された文字よりも温かみが伝わります。

たとえ字に自信がなくても、丁寧に書くことで、お祝いの気持ちはきっと届くはずです。

【PR】創業４０年以上の実績実力の洋蘭店！

胡蝶蘭専門店『ランノハナドットコム(クマサキ洋ラン農園)』

30代の兄弟に新築祝いの相場で失敗しないためのマナー

◆この章のポイント◆

新築祝いを渡すのに最適なタイミングはいつか
知っておくべき「のし」の正しい書き方と選び方
兄弟へのお祝いにまつわる基本的なマナーとは
新築祝いのお返しは基本的に不要？
まとめ：30代の兄弟に新築祝いの相場を理解して祝う

新築祝いを渡すのに最適なタイミングはいつか

お祝いの気持ちを伝えるためには、贈り物の中身だけでなく、それを渡すタイミングも非常に重要です。

早すぎても、遅すぎても相手に余計な気を遣わせてしまう可能性があります。

30代の兄弟に新築祝いを渡す際の、最適なタイミングについて詳しく解説します。

基本は「入居後1ヶ月以内」

新築祝いを渡す最も一般的なタイミングは、相手が新しい家に引っ越してから半月後から1ヶ月以内とされています。

引っ越しの直後は、荷解きや各種手続きで非常に忙しく、来客の対応をする余裕がない場合がほとんどです。

少し生活が落ち着いてきた頃を見計らってお祝いを渡すのが、相手への配慮と言えるでしょう。

事前に「そろそろ落ち着いた頃かな？お祝いを渡したいんだけど、いつ頃が都合いい？」と連絡を入れて、相手の都合を確認するのが最も確実で丁寧な方法です。

お披露目会（ハウスウォーミングパーティー）に招待された場合

もし、新居のお披露目会に招待されているのであれば、その当日に持参するのがベストなタイミングです。

パーティーの場で直接手渡すことで、お祝いムードも高まり、相手にも喜んでもらえるでしょう。

ただし、注意点が一つあります。

観葉植物や大きなインテリア用品など、かさばるプレゼントを当日に持参すると、置き場所に困らせてしまう可能性があります。

そういった大きな品物を贈る場合は、パーティーの日よりも前に、自宅に配送する手配をしておくのがスマートです。

その際、「お披露目会の日に間に合うように送ったからね」と一言伝えておくと、相手も受け取りの準備ができます。

遠方に住んでいるなど、直接渡せない場合

兄弟が遠方に住んでいて、なかなか会う機会がないというケースも多いでしょう。

その場合は、無理に訪問しようとせず、配送を利用するのがお互いにとって負担の少ない方法です。

配送する場合も、タイミングは同様に入居後1ヶ月以内を目安にします。

現金を送る際は、必ず「現金書留」を利用してください。

普通郵便で現金を送ることは法律で禁止されています。

プレゼントを送る際も、事前に「お祝いを送ったから、〇日頃に届くと思う」と連絡を入れておきましょう。

いずれのタイミングで渡すにしても、最も大切なのは相手の状況を最優先に考えることです。

自分の都合で押しかけるのではなく、相手の都合の良い日時をきちんと確認する、という基本的なマナーを忘れないようにしましょう。

その心遣いこそが、最高のお祝いの一部となります。

知っておくべき「のし」の正しい書き方と選び方

新築祝いのようなフォーマルなお祝いごとには、「のし（熨斗）」を掛けるのが正式なマナーです。

特に現金を贈る場合は、必ずのし袋（祝儀袋）に入れて渡します。

しかし、「のし」には様々な種類や書き方のルールがあり、間違えてしまうと失礼にあたる可能性もあるため、正しい知識を身につけておくことが大切です。

水引（みずひき）の選び方

のし袋に掛かっている飾り紐を「水引」と呼びます。

新築祝いの場合、水引は「紅白の蝶結び（花結び）」のものを選びます。

蝶結びは、何度でも結び直せることから、「何度あっても嬉しいお祝いごと」に使われます。

新築や出産、長寿のお祝いなどがこれに該当します。

一方で、結婚祝いや快気祝いなどに使われる「結び切り」は、一度結ぶと解けないことから、「一度きりであってほしいこと」に使われます。

新築祝いに結び切りを使うのは間違いですので、購入する際は必ず蝶結びであることを確認してください。

表書きの書き方

水引の上段中央には、お祝いの名目を書きます。

これを「表書き」と言います。

新築祝いの場合、一般的には以下のいずれかを使用します。

御新築御祝：最も一般的な表書きです。
祝御新築：四文字を気にする方もいますが、一般的に使っても問題ありません。
御祝：新築以外のお祝いにも使える、シンプルな表書きです。迷ったらこれを選ぶと良いでしょう。

中古の戸建てやマンションを購入した場合は、「新築」ではないため「御引越御祝」や「御新居御祝」とするのがより適切です。

名前の書き方

水引の下段中央には、贈り主である自分の名前をフルネームで書きます。

表書きよりも少し小さめの文字で書くと、全体のバランスが良くなります。

夫婦連名で贈る場合は、中央に夫のフルネームを書き、その左側に妻の名前のみを書きます。

他の兄弟などと連名で贈る場合は、3名までなら右から目上の人の順にフルネームを書いていきます。

特に序列がない場合は五十音順で構いません。

4名以上になる場合は、代表者の名前を中央に書き、その左側に「他一同」と書き添えます。

そして、全員の名前を書いた紙を中袋に同封するのがマナーです。

表書きや名前を書く際は、毛筆や筆ペンを使用するのが正式です。

ボールペンや万年筆は避けましょう。

濃い墨ではっきりと、お祝いの気持ちを込めて丁寧に書くことが大切です。

最近では、文房具店やデパートで名入れサービスを行っている場合もあるので、字に自信がない方は利用するのも良いでしょう。

兄弟へのお祝いにまつわる基本的なマナーとは

親しい兄弟へのお祝いとはいえ、守るべき基本的なマナーが存在します。

マナーは、相手を不快にさせず、お祝いの気持ちを正しく伝えるための潤滑油のようなものです。

ここでは、新築祝いを贈る際に特に注意したい、基本的なマナーについて解説します。

贈ってはいけないNGギフト

新築祝いには、縁起が悪いとされるため避けるべき品物があります。

知らずに贈ってしまわないよう、事前に確認しておきましょう。

火を連想させるもの：キャンドル、アロマオイル、ライター、灰皿、赤い色のインテリアなどは、火事を連상させるためタブーとされています。ストーブやコンロも同様です。
壁に穴を開ける必要があるもの：壁掛け時計や絵画、ウォールシェルフなどは、新築の壁に穴を開けさせることになるため、避けた方が無難です。贈りたい場合は、事前に相手の意向を確認しましょう。
履物や敷物：スリッパやマットなどの敷物は、「相手を踏みつける」という意味合いを持つため、特に目上の方への贈り物としては不適切とされることがあります。兄弟間では気にしない場合も多いですが、念のため避けた方が良いでしょう。

これらの品物も、相手から直接リクエストがあった場合は贈っても問題ありません。

あくまで、良かれと思って選んだものが、意図せず相手を不快にさせる可能性を避けるための知識として覚えておきましょう。

訪問時のマナー

お祝いを持参して新居を訪問する際にも、いくつか気をつけたいマナーがあります。

まず、長居は禁物です。

相手はまだ新しい環境に慣れていなかったり、片付けが残っていたりする可能性があります。

お祝いを渡して、少しお茶をいただいたら、1〜2時間程度で切り上げるのがスマートです。

また、家の中をジロジロと見回したり、収納を開けたりするような行為は絶対にやめましょう。

相手から「見ていって」と案内された場所以外は、勝手に見学しないのが礼儀です。

子どもを連れて行く場合は、走り回ったり、壁や家具を汚したりしないよう、親がきちんと監督することが大切です。

訪問する際は、お祝いの品とは別に、ちょっとした手土産（お菓子など）を持参すると、さらに丁寧な印象になります。

親しき仲にも礼儀あり。

これらの小さな配慮が、お互いの良好な関係を保つ秘訣です。

新築祝いのお返しは基本的に不要？

新築祝いを贈った後、気になるのが「お返し」についてです。

一般的に、結婚祝いや出産祝いでは、いただいたお祝いの半額から3分の1程度の品物を「内祝い」としてお返しする習慣があります。

では、新築祝いの場合はどうなのでしょうか。

基本的には「新居へのお披露目」がお返し

新築祝いに対するお返しの基本的な考え方は、「新居にお招きして、おもてなしをすること」がそれにあたる、というものです。

つまり、新居のお披露目会に招待し、食事や飲み物を用意して一緒に楽しい時間を過ごすことが、いただいたお祝いへのお返しとなるのです。

そのため、お披露目会に招待された場合は、原則として品物でのお返し（内祝い）は不要とされています。

兄弟から「お返しは気にしないでね」と言われた場合は、素直にその言葉に甘えて問題ありません。

この考え方を知っておくと、自分が新築祝いをもらった際にも慌てずに対応できます。

お返し（内祝い）が必要になるケース

一方で、以下のような場合には、別途品物でのお返しを用意するのが一般的です。

お披露目会に招待できなかった方へ：遠方に住んでいる、都合が合わなかったなどの理由で、お祝いをいただいたのにお披露目会に招待できなかった方へは、後日内祝いの品を贈るのがマナーです。
高額なお祝いをいただいた場合：例えば、相場を大きく超える10万円以上のお祝いをいただいた場合など、おもてなしだけでは恐縮してしまうようなケースでは、おもてなしに加えて内祝いの品を贈ることがあります。
お披露目会を行わない場合：様々な事情で、新居へのお披露目会自体を行わないと決めた場合は、お祝いをくださった方全員に内祝いを贈る必要があります。

もし、兄弟から内祝いの品物が届いた場合は、ありがたく受け取りましょう。

その際に、「お返しなんてよかったのに、ありがとう。大切に使うね」といった感謝の気持ちを伝えることが大切です。

お祝いのやり取りは、あくまでもお互いの気持ちを伝え合うコミュニケーションの一環です。

形式にこだわりすぎるのではなく、相手の状況や気持ちを思いやりながら、柔軟に対応することが最も重要と言えるでしょう。