胡蝶蘭のお祝いは何本？マナーと相場をシーン別に解説

こんにちは、管理人の胡蝶です

お祝いの気持ちを格調高く表現できる胡蝶蘭は、様々なギフトシーンで選ばれる定番のお花です。

しかし、いざ贈る側になると、胡蝶蘭のお祝いは何本が適切なのか、迷ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

特にビジネスシーンでは、マナーや相場を誤ると、かえって失礼にあたる可能性もゼロではありません。

また、開店祝いや就任祝いといったシーン別に最適な選び方があるのか、値段はどのくらいが目安なのか、立て札やメッセージの書き方はどうすれば良いのか、など次々と疑問が湧いてくることでしょう。

3本立ちや5本立ちといった言葉は聞いたことがあっても、その違いや意味まで正確に理解している方は多くないかもしれません。

お祝いの気持ちを最大限に伝えるためには、輪数や縁起といった細やかな点にも配慮が必要です。

贈り先の会社の規模や関係性、個人の贈り物かビジネスギフトかによっても、選ぶべき胡蝶蘭は変わってきます。

白い胡蝶蘭が一般的ですが、他の色を選ぶ際のマナーも気になるところです。

◆このサイトでわかる事◆

お祝いシーンに最適な胡蝶蘭の本数がわかる
3本立ちと5本立ちの具体的な違いを理解できる
開店祝いや就任祝いなど用途別の選び方が身につく
胡蝶蘭の値段の相場と予算の立て方がわかる
恥をかかないための贈答マナーを学べる
立て札やメッセージカードの正しい書き方を習得できる
ビジネスと個人で贈る際の注意点が明確になる

【PR】【お祝い選びに、もう迷わない！金賞受賞の胡蝶蘭で最高の想いを届ける】
大切な方への開店祝いや昇進祝い、記念日の贈り物。

ありきたりなギフトでは、あなたの「おめでとう」の気持ちは伝わりきらないかもしれません。「らんのお花屋さん・クマサキ洋ラン農園」は、数々の賞を受賞した専門農園です。

ハウスから直送される新鮮で高品質な胡蝶蘭は、その美しさと花持ちの良さが自慢。法人様向けの豪華な5本立てから、個人のお祝いに最適な可憐な一鉢まで、ご用途に合わせて選べます。ラッピング、メッセージカードなど7つの無料サービスも充実。

７つの無料サービス
・ラッピング
・メッセージカード
・写真送付サービス
・育て方パンフレット
・鉢受けトレイ
・霧吹きスプレー
・品質保証書

特別な日の贈り物は、専門店の胡蝶蘭で、あなたの真心を最高のかたちで届けませんか？

創業４０年以上の実績実力の洋蘭店！

胡蝶蘭専門店『ランノハナドットコム(クマサキ洋ラン農園)』

胡蝶蘭のお祝いは何本が正解？シーン別の選び方
胡蝶蘭のお祝いは何本か決める以外の注意点

胡蝶蘭のお祝いは何本が正解？シーン別の選び方

◆この章のポイント◆

基本的なマナーと3本立ち・5本立ちの違い
お祝いシーン別の本数と値段の相場
開店祝いに贈る胡蝶蘭の本数
就任祝いに贈る場合のポイント
縁起を担ぐなら奇数の本数を選ぶ

基本的なマナーと3本立ち・5本立ちの違い

胡蝶蘭をお祝いに贈る際には、まず基本的なマナーを理解しておくことが大切です。

その中でも特に重要なのが、胡蝶蘭の「本数」、すなわち「〇本立ち」という表記の意味を知ることでしょう。

これは、1つの鉢に何本の株が寄せ植えされているかを示すもので、本数が多くなるほど、花の数も増え、全体的に豪華でボリュームのある見た目になります。

一般的に流通しているお祝い用の胡蝶蘭は、「3本立ち」と「5本立ち」が主流です。

どちらを選ぶかによって、与える印象や価格帯が大きく変わるため、その違いをしっかりと把握しておきましょう。

3本立ちと5本立ちの比較

3本立ちと5本立ちのどちらを選ぶべきか、それぞれの特徴を比較してみましょう。

以下の表に、それぞれのメリット・デメリットや適したシーンをまとめました。

項目	3本立ち	5本立ち
見た目の印象	上品でバランスが良い。省スペースにも対応可能。	非常に豪華で圧倒的な存在感がある。
価格帯の目安	15,000円～30,000円程度	30,000円～50,000円以上
適したシーン	開店祝い、昇進祝い、個人的なお祝い、小規模なオフィスへの贈り物	大規模な就任祝い、上場祝い、企業の周年記念、特に重要な取引先への贈り物
メリット	比較的リーズナブルで、様々なシーンで贈りやすい。	他のお祝い花に埋もれにくく、お祝いの気持ちが強く伝わる。
デメリット	非常に盛大なお祝いの場では、少し見劣りする可能性がある。	価格が高く、設置にはある程度のスペースが必要になる。

このように、3本立ちはコストパフォーマンスと飾りやすさのバランスが取れており、幅広い用途で活躍します。

一方で、5本立ちは特別なお祝いの気持ちを表現したい場合や、他社よりも見栄えのする贈り物をしたい場合に選ばれます。

どちらが良いか一概には言えず、贈り先の状況やお祝いの重要度によって使い分けるのが賢明な選択です。

輪数も重要な判断基準

本数立ちと合わせて確認したいのが「輪数」です。

輪数とは、1本の茎についている花の数のことを指します。

同じ3本立ちでも、1本あたりの輪数が多ければ多いほど、全体の花の数が増え、より豪華で高価になります。

例えば、「3本立ち 30輪以上」と「3本立ち 36輪以上」では、後者の方がグレードが高いと判断されます。

予算を決める際には、本数だけでなく、この輪数も考慮に入れると、より正確なグレードの胡蝶蘭を選ぶことができます。

お店によっては「蕾込み」で輪数を表記している場合もあるため、購入前に確認すると良いでしょう。

お祝いシーン別の本数と値段の相場

胡蝶蘭を贈る際には、お祝いのシーンや相手との関係性に応じて、適切な本数と予算を考えることがマナーです。

相場から大きく外れたものを選んでしまうと、相手に気を遣わせてしまったり、逆にお祝いの気持ちが十分に伝わらなかったりすることもあります。

ここでは、代表的なお祝いシーンごとに、推奨される胡蝶蘭の本数と値段の相場を詳しく解説していきます。

シーン別推奨本数と価格相場一覧

まず、様々なお祝いシーンに対応する本数と価格の目安を一覧表で確認しましょう。

これはあくまで一般的な目安であり、地域や販売店、胡蝶蘭の品質によって変動する場合があります。

お祝いのシーン	推奨される本数	値段の相場	ポイント
個人の誕生日・記念日	1本立ち～3本立ち	5,000円～20,000円	ミディ胡蝶蘭など、飾りやすいサイズが喜ばれる。
取引先の新事務所開設	3本立ち	15,000円～25,000円	一般的な取引先であれば、スタンダードな3本立ちが適切。
飲食店の開店祝い	3本立ち～5本立ち	20,000円～35,000円	お店の規模や関係性による。華やかさが求められることが多い。
クリニック・医院の開院祝い	3本立ち～5本立ち	20,000円～40,000円	清潔感のある白い胡蝶蘭が特に好まれる。
社長・役員の就任祝い	3本立ち～5本立ち	25,000円～50,000円	企業の格や役職に応じて豪華なものを選ぶ。特に重要な場合は5本立ち以上も。
上場祝い・周年記念	5本立ち以上	50,000円以上	企業の大きな節目を祝うため、最高級のものがふさわしい。

この表からも分かるように、関係性が深く、お祝いの重要度が高いほど、本数が多く、価格も高くなる傾向にあります。

個人的な贈り物であれば相手の負担にならないよう、ビジネスの重要な局面では会社の顔として恥ずかしくないよう、適切なランクのものを選ぶ必要があります。

迷った場合は、少し高めのものを選んでおくと失礼にあたることは少ないでしょう。

しかし、あまりに高価すぎるとかえって相手を恐縮させてしまうこともあるため、やはり相場の範囲内で選ぶのが無難と言えます。

開店祝いに贈る胡蝶蘭の本数

新しい門出を祝う開店祝いは、胡蝶蘭が最も活躍するシーンの一つです。

店先にずらりと並んだお祝いの花は、お店の繁盛を予感させ、華やかな雰囲気を演出します。

だからこそ、他のお花に見劣りしない、適切な胡蝶蘭を選ぶことが重要になります。

開店祝いにおいて、胡蝶蘭のお祝いは何本が適切なのでしょうか。

これは、お店の規模や業種、そして贈り主とお店のオーナーとの関係性によって判断するのが一般的です。

お店の規模に合わせた選び方

まず考慮すべきは、お店の規模感です。

例えば、こぢんまりとした個人経営のカフェやブティックであれば、豪華すぎる5本立ちの胡蝶蘭は、かえって置き場所に困らせてしまう可能性があります。

このような場合は、上品で見栄えのする3本立ち（20,000円～30,000円程度）が最適でしょう。

一方で、広いスペースを持つレストランや法人向けのオフィス、ショールームなどの開店祝いであれば、多くのお祝い花が届くことが予想されます。

その中で埋もれてしまわないように、存在感のある5本立ち（30,000円～50,000円程度）を選ぶのがおすすめです。

特に親しい友人や重要な取引先の開店であれば、より豪華なものを選んで、心からの応援の気持ちを伝えたいものです。

贈るタイミングも重要

開店祝いの胡蝶蘭を贈るタイミングは、開店日の前日、あるいは当日の午前中がベストです。

前日に届けておけば、開店準備の忙しい中でも、スタッフが余裕をもってディスプレイできます。

また、開店日当日に来店するお客様の目に留まり、お店のオープニングを華やかに彩ることができます。

ただし、あまり早く届けすぎると、まだお店の準備が整っておらず、置き場所に困らせてしまうこともあります。

事前に先方に連絡を入れ、受け取りに都合の良い日時を確認しておくと、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。

就任祝いに贈る場合のポイント

社長や役員の就任祝いは、ビジネスシーンにおける非常にフォーマルで重要なお祝い事です。

個人の栄誉を称えるとともに、企業の今後の発展を祈念する意味合いも含まれるため、贈答品選びには細心の注意が求められます。

このような場面で、胡蝶蘭のお祝いは何本にするべきか、という問いには、格式とマナーを最優先に考えるべきだと答えることができます。

格式を重んじた本数選び

就任祝いの場合、一般的な目安は3本立ち、あるいは5本立ちです。

特に、社長就任や代表取締役就任といった企業のトップへのお祝いであれば、企業の顔として今後の関係性を良好に保つためにも、見栄えのする5本立ち（30,000円～50,000円程度）を選ぶのが一般的です。

他の企業からも多数のお祝いが届くことが予想されるため、その中で見劣りしないように、という配慮も必要になります。

部長や支店長など、役員クラスへの就任祝いであれば、3本立ち（20,000円～30,000円程度）でも十分にお祝いの気持ちは伝わります。

重要なのは、贈り先の企業の格や、自社との関係性の深さを考慮して決めることです。

就任祝いを贈る際のマナー

就任祝いの胡蝶蘭を贈るタイミングは、正式な就任日以降、なるべく早い時期（1週間以内が目安）に届くように手配します。

公式発表前に贈るのは、マナー違反とされていますので絶対に避けましょう。

また、お祝いの立て札には、「祝御就任」や「御祝」といった言葉とともに、新しい役職名と相手の名前、そして贈り主である自社の社名と代表者名を明記します。

相手の名前や役職を間違えることは大変失礼にあたるため、事前に正確な情報を確認することが不可欠です。

法人の場合、誰からの贈り物か分かるように、会社名や役職名を必ず記載するようにしましょう。

縁起を担ぐなら奇数の本数を選ぶ

日本には古くから、お祝い事には「奇数」を用いるという文化があります。

これは、奇数が「割り切れない」ことから、「縁が切れない」「永遠に続く」といった縁起の良い意味合いを持つとされているためです。

結婚式のご祝儀を3万円や5万円といった奇数の金額で包むのも、この考え方に基づいています。

この風習は、お祝いに贈る胡蝶蘭の本数選びにも影響を与えています。

胡蝶蘭のお祝いは何本にすべきかという問いに対して、伝統や縁起を重んじるならば、奇数本立ちを選ぶのが良い、という答えがあります。

なぜ奇数が好まれるのか

胡蝶蘭の世界で主流となっているのが「3本立ち」「5本立ち」「7本立ち」といった奇数の寄せ植えです。

これは、前述の通り「割り切れない」という縁起の良さを担いでいるためです。

特にビジネスシーンでは、取引先との関係が末永く続くようにという願いを込めて、奇数本立ちが好んで選ばれる傾向にあります。

一方で、「死」や「苦」を連想させる「4本立ち」や「9本立ち」は、お祝いの贈り物としては絶対に避けなければなりません。

これは日本における強い忌み数であり、知らずに贈ってしまうと、相手に大変不快な思いをさせてしまう可能性があります。

販売店側もこの点は熟知しているため、お祝い用の胡蝶蘭として4本立ちや9本立ちが市場に出回ることはほとんどありませんが、知識として覚えておくべき重要なマナーです。

偶数本立ちはNGではない

では、偶数本立ちの胡蝶蘭はすべてNGなのでしょうか。

結論から言うと、必ずしもそうではありません。

例えば、2本立ちの胡蝶蘭は、寄り添う夫婦の姿を連想させることから、結婚祝いや金婚式といったお祝いに選ばれることがあります。

また、末広がりで縁起が良いとされる「8本立ち」や、キリの良い「10本立ち」といった、さらに豪華な胡蝶蘭も存在します。

これらは、企業の創立記念や上場祝いなど、非常に特別で盛大なお祝いのシーンで用いられることがあります。

ただし、一般的には奇数本立ちを選ぶのが最も無難で間違いのない選択と言えるでしょう。

特にどの本数にすべきか迷った場合は、最もポピュラーでバランスの良い3本立ち、またはより格式高い5本立ちを選んでおけば、マナー違反になることはありません。

【PR】創業４０年以上の実績実力の洋蘭店！

胡蝶蘭専門店『ランノハナドットコム(クマサキ洋ラン農園)』

胡蝶蘭のお祝いは何本か決める以外の注意点

◆この章のポイント◆

ビジネスシーンでの色選びのマナー
立て札や木札の正しい書き方
気持ちが伝わるメッセージの文例
個人のお祝いに贈る際の本数
まとめ：胡蝶蘭のお祝いは何本か迷ったら

ビジネスシーンでの色選びのマナー

胡蝶蘭の本数が決まったら、次に考えるべきは「色」の選択です。

胡蝶蘭には、定番の白をはじめ、ピンク、黄色、そして白と赤のコントラストが美しい「赤リップ」など、様々な色のバリエーションがあります。

それぞれの色が持つイメージや意味合いを理解し、お祝いのシーンや相手の雰囲気に合わせて選ぶことが、より心のこもった贈り物にするためのポイントです。

特にビジネスシーンでは、色選びにも一定のマナーが存在します。

定番で間違いのない「白色」

ビジネスシーンにおいて、最も標準的で間違いのない選択は「白色の胡蝶蘭」です。

白には「清純」「純粋」といった花言葉があり、その清潔感と品格は、どのようなお祝いの場面にもふさわしいとされています。

特に、開院祝いや法事など、清浄さが求められる場面では、白以外の選択肢は考えにくいでしょう。

どの色にすべきか迷った場合や、相手の好みが分からない場合は、白色の胡蝶蘭を選んでおけば、まず失敗することはありません。

企業のコーポレートカラーなどを気にすることなく贈れるため、最も無難で安心な選択肢と言えます。

シーンによって選びたいその他の色

白以外を選ぶ場合は、シーンや相手との関係性を考慮する必要があります。

ピンクの胡蝶蘭
「あなたを愛します」という花言葉を持ち、優しく華やかな印象を与えます。女性が経営する店舗の開店祝いや、サービス業、美容関係のサロンなどへの贈り物として人気があります。ただし、あまりに可愛らしい雰囲気は、堅い業種の企業には不向きな場合もあります。
赤リップ（白赤）の胡蝶蘭
紅白のコントラストがおめでたい雰囲気を演出し、リップ（唇）のような中心部の赤がアクセントになっています。花言葉は「幸福が飛んでくる」。選挙の当選祝いや、勝負事に関するお祝い、より華やかさを出したい開店祝いなどで選ばれることが多いです。
黄色の胡蝶蘭
黄色は金運や商売繁盛をイメージさせる色として、近年人気が高まっています。特に飲食店の開店祝いや、企業の発展を願う贈り物として選ばれることがあります。ただし、白やピンクに比べるとまだ流通量が少なく、珍しい印象を与えるかもしれません。

これらの色を選ぶ際は、贈り先の企業の雰囲気や、コーポレートカラーなどを事前にリサーチしておくと、より喜ばれる贈り物になるでしょう。

立て札や木札の正しい書き方

ビジネスシーンで胡蝶蘭を贈る際に、花そのものと同じくらい重要なのが「立て札（たてふだ）」または「木札（きふだ）」です。

立て札は、誰から誰へのお祝いなのかを明記し、多くの祝い花の中から贈り主を明確にするための、いわば名刺のような役割を果たします。

立て札の書き方には決まったマナーがあり、これを間違えると相手に失礼な印象を与えかねません。

ここでは、立て札の基本的な構成と、シーン別の書き方について詳しく解説します。

立て札の基本構成

立て札は、主に3つの要素で構成されます。

お祝いの言葉（祝詞しゅくし）：立て札の一番右側に、赤文字で書かれる最も目立つ部分です。「祝」や「御祝」が一般的ですが、用途に合わせて「祝御開店」「祝御就任」などと具体的に記します。
贈り主の名前：中央または左側に、黒文字で会社名と代表者の役職・氏名を書きます。誰からの贈り物かを明確にする、最も重要な部分です。
お届け先の名前：贈り主の名前の左側に、少し小さめの文字で書かれることがあります。必須ではありませんが、同じタイミングで複数の部署が就任祝いを受け取る場合など、誰宛の贈り物かを明確にしたい場合に記載します。

シーン別・立て札の書き方文例

お祝いのシーンによって、祝詞の書き方が異なります。以下に代表的な文例を挙げます。

シーン	祝詞（赤文字）	贈り主名（黒文字）	お届け先名（黒文字・任意）
開店・開業祝い	祝御開店	株式会社〇〇代表取締役〇〇〇〇	〇〇様
社長・役員就任祝い	祝御就任	株式会社△△ 代表取締役 △△ △△	株式会社□□ 代表取締役社長 □□ □□様
移転・新築祝い	祝御移転	株式会社〇〇代表取締役〇〇〇〇	株式会社□□様
一般的なお祝い	御祝	株式会社△△ 代表取締役 △△ △△	〇〇様

最も重要なのは、相手の名前や会社名、役職名を絶対に間違えないことです。

注文前には、必ず名刺や公式ウェブサイトなどで正確な表記を確認しましょう。

特に、旧字体の漢字（例：「髙島屋」の「髙」や「渡邊」の「邊」など）や、株式会社が社名の前につくか後につくか（前株・後株）は間違いやすいポイントなので、細心の注意が必要です。

気持ちが伝わるメッセージの文例

フォーマルな立て札とは別に、よりパーソナルな気持ちを伝えたい場合には、メッセージカードを添えるのがおすすめです。

立て札が「誰からの贈り物か」を知らせる公的なものであるのに対し、メッセージカードは「お祝いの気持ち」を伝える私的なツールと言えます。

特に個人間の贈り物や、親しい間柄の取引先に贈る場合には、温かい言葉が添えられていると、より一層喜ばれるでしょう。

ここでは、様々なシーンで使えるメッセージの文例をいくつかご紹介します。

開店・開業祝いのメッセージ文例

新しいビジネスのスタートを祝うメッセージは、今後の成功と発展を祈る言葉を中心に構成します。

文例1（フォーマル）
この度はご開店、誠におめでとうございます。千客万来、商売繁盛を心よりお祈り申し上げます。ささやかではございますが、お祝いの品をお贈りさせていただきました。皆様の益々のご健勝と、貴店の今後のご発展を祈念しております。
文例2（親しい方向け）
祝！開店おめでとう！念願のお店をオープンされたとのこと、自分のことのように嬉しく思います。これまでの努力が形になりましたね。素晴らしいお店の発展を心から応援しています。今度、ぜひお店に顔を出させてください。

就任祝いのメッセージ文例

就任祝いのメッセージでは、相手の栄誉を称えるとともに、今後の活躍への期待を述べます。

文例1（フォーマル）
この度の代表取締役ご就任、心よりお祝い申し上げます。これまでのご功績とご見識の賜物と拝察いたします。今後ますますご多忙のことと存じますが、くれぐれもご無理なさらないでください。貴社の益々のご発展と、〇〇様の更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
文例2（親しい上司・先輩へ）
〇〇部長、この度のご就任、誠におめでとうございます。〇〇さんの下で働かせていただいた経験は、私の大きな財産です。新しい役職でのご活躍を、心から楽しみにしております。お体に気をつけて、ますますご手腕を発揮されることを期待しております。

メッセージを書く際のポイントは、定型文に頼りすぎず、少しでも自分の言葉を加えることです。

共通の思い出や、相手の尊敬する点などを一言添えるだけで、ぐっと心のこもったオリジナルのメッセージになります。